公立高校入試のねらいは、中学3年間で学習した基礎・基本の到達度および理解度をみることです。 漢字・語句の知識を始め、文学的文章では心情の理解、論理的文章では論旨の把握、古文では基礎的な知識と鑑賞力が求められます。 読解問題では、記述式の解答を要求する問題が増加しており、表現力を重視した出題傾向が伺えます。 また、作文も出題されますので普段から文章の要点や自分の考えを書き表す練習が必要です。
中学生になると、夏休みに読書感想文や作文の宿題が出される程度で、文章を書く機会が少なくなってきます。 しかし入試では、作文や記述問題など、表現力を重視した出題傾向が強まっています。 文章で表現するには、書き慣れることが必要。 また、自分の書いた文章を人に読んでもらうことも大切です。 読んだ人に内容や構成についてアドバイスをしてもらえば、上手な文章を書くコツがだんだんと身に付きます。 自分の書いた文章を、楽しみに読んでくれる先生がいたら、表現することがどんどん好きになっていきます。
「すごくおもしろいお話だったよ」「なんだかぜんぜん意味がわかんなかった」 読解問題をやっていると読みやすい文章とそうでない文章に出会います。 例えば、自分にも似たような体験があると登場人物の心情が理解しやすくなります。 テレビで見た内容だと説明文もスラスラ読めます。 読解力を付けるには語句の知識を増やすことも必要ですが、色んな経験をし、周りの人の気持ちを考えることや、世の中のできごとやニュースに興味を持ち、視野を広げていくことがとても大切です。