LD(学習障害)への理解
LD(学習障害)とは、基本的には全般的な知的発達の遅れはないが、聞く、話す、読む、書く、計算するまたは推論する能力のうち特定のものの習慣と使用に、著しい困難を示す様々な状態を指すものと定義されています。全般的な知的発達の遅れは見られませんので、学習指導上の配慮は必要ですが、通常の学級で、十分に学習ができます。
小学校の時は全く問題もなくお勉強できたお子さまが、中学校に入り、お勉強についていけない程、学力が低下することもあります。勉強ができると思っていたお子さまが、お勉強ができなくなり自信喪失し、不登校になる場合や、周りが学習障害と気づかずいじめに発展するケースもあります。
LDは知的障害・自閉症とどこが違うのか
LDと知的障害、自閉症の違いは、能力のいろいろな分野ごとに発達レベルを見ることによってわかります。一例として下図(「読む」ことに困難を示すLD)のように表されます。
LDのお子さまへのアプローチ
学習障害のお子さまの困難さを進んで理解し、学習上困っていることなどを相談できる場所を提供できるという意味で、家庭教師は最適です。 ノーバスでは、お子さまの学習上のつまずきや困難な状況を正確かつ客観的に把握するため、専門スタッフが保護者さま・お子さまとカウンセリングを行います。ヒアリングをもとに障害をもったお子さまの学習環境をいかに整えるかということをご提案させていただきます。
ノーバスの「こころの未来」では、学習障害への正しい知識・理解に基づく接し方から指導方法まで、専門スタッフによる丁寧な研修をご紹介する教師に対して行っております。 教師は、学習障害のお子さまが自らの特徴を理解し、自分に合った学習や進路選択に前向きに取り組めるよう指導していきます。 「わからない」「できない」という気持ちを理解し、一人ひとりに合った指導を考え、「わかる」「できる」という体験を多くさせていきます。そういったことを通して、自分自身に対するプラスのイメージを持たせ、自ら取捨選択できる力をつけていきます。教師は日頃から保護者さまと学習における状況や成果、指導の在り方などについて話し合い、信頼関係が築けるよう常に努めていきます。
※「こころの未来」は学習指導に限定したコースであり、心理カウンセラーや特別支援教育の専門家などを紹介するコースではありません。