高校受験 入試傾向と対策 神奈川県公立高校

神奈川県公立高校入試 傾向と対策

英語の傾向と対策

傾向
例年大問7~8題で、基本的な問題が幅広く出題されています。
1はリスニングテストで、内容について問うもの、対話の空所に適切な文を選ぶものなどがあります。
2は与えられた日本文に合わせて英単語を入れる問題で、基本的な単語の綴りが問われます。
3は文法の知識が問われる適語選択問題。
4・5は対話文で、語句の並び替えや空所補充、文法・構文の知識が問われます。
6・7は読解問題となり、7には300~400語程度の長文が使われています。全体的に設問数が多いため速読速解力が求められます。
対策
教科書の復習を中心に、基本事項を幅広く身につけるようにしましょう。
まずは語句や文法事項を確かめながら、教科書本文を何度も音読し、基本的な英文に慣れるようにしてください。これが速読速解力を 養う重要な一歩となります。
さらに各章ごとの基本例文はすべて暗記してしまい、その一部を書き換えて作文練習をするといいでしょう。
またリスニングテストに関しては、毎日少しずつ教科書用のCD教材などを聞いて、継続して英語の発音に耳を慣らしておくことが大切です。

数学の傾向と対策

傾向
例年大問6~8題、うち2題が独立小問集合題、残りが論証を含む総合題となります。
独立小問集合題は、数・式や方程式の計算における計算力と、関数や図形などについての基本事項の理解力を問われます。
また総合題は関数が1~2題、図形が2~3題、確率が1題、さらに方程式の応用や関数と図形の融合題の出題も考えられるため、 広い範囲での理解が求められます。
対策
教科書の演習問題はもちろん、教科書と同レベル、またはややハイレベルの問題集を利用して、忘れていた事項の確認と、 理解が不十分なところの補強に努め、不得意分野をなくすことが大切です。
特に、第一の得点源である数・式と方程式の計算は、数多く繰り返し学習し、迅速で正確な処理ができるようにしておきましょう。
なお、近年取り上げられている新傾向問題の対策としては、複数の分野にまたがる融合題を中心に学習し、柔軟な思考力を育てていきましょう。

国語の傾向と対策

傾向
例年大問4題の構成となっています。
1は漢字の読み書き、文法、ことわざや慣用句、短歌や俳句の鑑賞など、語句の知識や韻文の鑑賞に関する設問が1題、物語、説明文、古文の読解問題が各1題出されています。
物語では内容理解に関する設問の他に、心情に関する設問も出題されています。
小論文の課題は中学生にも親しみやすいものとなっており、また30字程度の記述が求められます。
古文は比較的長い文章となっているが、内容はそれほど難しくはなく、内容理解に関するものが中心です。
全体的に基本的なレベルの問題が多くなっています。
対策
まず漢字は、小中学校で学んだ漢字がすべて読み書きできるようにしておきましょう。文法、ことわざ・慣用句、俳句や短歌の知識については最初に便覧などで重要事項を確認し、基礎的な問題に取り組みましょう。
長文読解は、記述式の問題を含んだ解説の詳しい問題集で勉強するようにしてください。 正解に至る考え方の道筋をきちんと確認しながら学習を進めることが大切です。
特に古文は、中世から近世の作品を中心に、簡単な文章を数多く読み、古文特有の表現に慣れておきましょう。

理科の傾向と対策

傾向
物理・化学・生物・地学の各領域から2題ずつ、計8題の出題で、ほとんどが選択式・記号解答形式です。どの分野も実験や観察を重視しています。
出題される単元では「身のまわりの現象や物質」「化学変化と原子・分子」「運動とエネルギー」「自然と人間」「大地のつくりと変化」などが中心になると考えられます。
さらに昨年度は出題されていませんが、「気体と水溶液」「物体の運動と力のはたらき」「地球の運動と天体の動き」にも注意するようにしましょう。
対策
教科書の内容を十分理解するとともに、実験・観察の題材として幅広く様々なものに目を通しておくといいでしょう。
またすべて選択式ですが、選択肢の中に紛らわしいものが多いので、知識を正確にし注意深く問題を解く態度を普段から養っておくようにしましょう。
さらに融合問題が増える可能性もあり、応用力や論理的な思考力が試される問題の出題が増えることが予想されます。法則や原理についてよく理解したうえで、問題集を使った反復練習を心がけましょう。

社会の傾向と対策

傾向
例年地理が1題。歴史が1題、公民が1題の全3題となっており、どの分野からもバランスよく出題されています。 全体的に写真やグラフ、地図などの資料を用いた問題が多いです。
地理では世界各国の特色の他、日本各地域の自然や産業、貿易と人口が毎年出題されています。
また歴史では、古代から現代まですべてが出題の対象となっています。時代の流れとともに同世代の世界の動きにも気をつけましょう。
公民は、政治では日本国憲法と基本的人権、経済では財政や金融政策といった重要事項とともに近年の社会の動きにも注目しておきましょう。
対策
どのような出題がされても基礎的事項がしっかり定着していれば対応できる問題が多いです。
試験では地図帳や年表など、資料の読み取り能力や考察力を試される問題があるので、日ごろから資料には対応できるように準備しておきましょう。
地理だと地図記号や縮尺など地形図関連や、産業や貿易の統計が出されます。 歴史の場合は年表が多いため、略年表などを使って流れと時代の特色を確実にとらえるようにしましょう。 また公民では時事問題が出されるため、対策として日頃から関心をもってニュースなどに触れておくようにしましょう。
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