埼玉県 私立高校受験 選抜方法
前期入試と後期入試
入試の日程により前期・後期と分かれます。
単願推薦(A推薦)
その高校を第一志望で受ける入試のことで、難関校を除き、ほぼ合格が保証されます。当日も学力テストを受けますが、北辰テストや内申書の成績で受験前に合格の確約をもらうことも多いです。しかし、合格したら入学を辞退することはできません。
併願推薦(B推薦)
公立高校や他の私立高校を第一志望にしている生徒が、いわゆる「押さえ」として受験する制度のことです。北辰テストなどで一定の成績を取っていないと併願推薦はもらえません。併願推薦が取れると、合格の可能性はかなり高くなります。なお、複数校の併願推薦を取ることも可能です。
自己推薦
主に、単願もしくは併願推薦の基準に達しなかった場合に受験する制度のことです。
一般入試
近年、推薦入試に押されて姿を消しつつあります。自己推薦との違いは、入試日程が大きく異なることです。最後に行われる入試のため、二次募集的要素が強くなり、厳しい入試になることもしばしばです。あまりお勧めはできません。
※東京都の一般入試とは意味合いが変わってきます。
私立高校の推薦をもらうまで
埼玉県では、東京都などのように中学の担任と私立高校との間での接触がありません。そのため、中学校任せにしていると、受験では後手を踏むことになります。2学期になったら、積極的に気になる高校を見つけ、学校説明会に参加しましょう。
学校説明会
私立高校では、6月位~12月にかけて学校説明会を複数回実施します。比較的、土曜日に行われることが多いです。
個別相談会
学校説明会に参加して、更に興味を持ったら個別相談会の予約を取りましょう。個別相談会は、生徒と保護者で高校に訪問して行う面接のようなものです。高校より指定されたもの(北辰テストの結果や通信簿のコピーなど)を持って行きます。各高校で定められた北辰テスト等の基準値を超えていると、推薦がもらえたり、加点制度などがあり、当日の入試が非常に有利になります。
(例)某私立高校の推薦基準
・単願(A)推薦→通知票(5教科)15、北辰テスト50
・併願(B)推薦→通知票(5教科)16、北辰テスト53
※3年1学期・2学期の内申、もしくは 7月第3回~12月第7回の北辰テストで上記の数字を上回っていることが合格の基準になります。