222(コラム)

提出物を出さない子どもにはどう対処する? 出さない理由は何?

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保護者として見過ごせない「学校の提出物を出さない我が子」

中学校では、多くの宿題・課題が出されます。子どもが期限内に提出物を出していないとしたら、保護者として見過ごすことはできません。

 

とはいえ、ただ子どもを叱るだけでは逆効果になります。提出物を出さない子どもに対して、保護者はどのように対処すれば良いのでしょうか。

 

 

提出物を出さないことによる影響

中学校の提出物は、成績評価に使われることがあります。定期テストの点数が良いのに成績が悪い時は、提出物が影響しているかもしれません。

内申点が下がるため、高校受験の合否に影響する恐れもあります。

 

また、授業に関連した提出物は、授業前の準備や理解の定着を目的に出されるものです。取り込まないでいると、授業が理解できなくなる場合もあります。

 

さらに、家庭での学習習慣を身につけることも、提出物の目的です。提出物をやらないでいると、勉強をする習慣が身につかず、受験勉強などで苦労するかもしれません。

 

 

子どもが提出物を出さない理由

子どもが提出物を出さない・出せない理由はさまざまですが、大きく3つのパターンが考えられます。

 

1つ目が、提出する理由を理解していないケースです。「テストで良い点を取れば成績は上がる」「出さなくても先生に怒られるだけ」など、提出物に取り組む必要性を理解していないと、やる気も起きません。

 

2つ目が、課題が難しい・簡単すぎるケースです。宿題を自力で解けなかったり、量が多すぎてこなせなかったりすると、結果として提出物を出せなくなります。要領よく物事を進められない子どもや、計画を立てて行動するのが苦手な子どもに多いです。

反対に、提出物が簡単すぎて、やる意味を感じられない場合も、提出物に取り組まないことが考えられます。

 

3つ目が、提出物の存在を忘れてしまうケースです。

部活動や習い事など、中学生は何かと忙しい日々を過ごしています。提出するつもりはあったものの、忙しさのあまり存在を忘れてしまうこともあるでしょう。

 

 

まずは原因を明らかにすることが大切

提出物を出さない・出せない理由は、子どもによってさまざまです。やみくもに「きちんと提出しなさい」と叱るだけでは解決しないどころか、逆効果になることもあります。

 

最初に、何が原因となっているかを把握したうえで、対処法を考えることが大切です。子どもと一緒に、なぜ提出物を出せないのか原因を考えてあげましょう。

 

 

必要性を子どもに伝えよう

宿題などの提出物に取り組むのは大変なことです。子どもにとって面白いものでもないため、重要性を理解していなければ、やりたがらないのは当然のことといえます。

提出物の重要性や出さなかった時のデメリットなどを、子どもが納得できるように伝えることも大切です。

 

この時、「先生に怒られるから」「将来困るよ」といった曖昧な言葉で済ませるのは避けましょう。「内申点が下がって行きたい高校に行けないよ」など、具体的に説明することがポイントです。

 

 

提出日はメモで把握を

子どもが提出期限を忘れてしまう時は、提出日をメモしておくことが効果的です。いつまでに何をすれば良いのかわかる予定表を作れば、取り組み忘れを防げます。

 

カレンダーや手帳、スマートフォンのアプリなどを活用して、提出日を可視化しておきましょう。家族全員が目にするカレンダーに提出物の期限を書いておけば、保護者の方も期限を意識できるようになります。

提出日が近づいてきたら、「間に合いそう?」などといった声掛けを行うのもおすすめです。

 

 

学習計画を立てることも大切

期限間近になってから課題に取り組み始める子どもに対しては、学習計画を立てることも有効です。「1日3問ずつ終わらせる」などの計画を立てて、毎日少しずつ取り組めば、量が多い課題でも提出できます。

 

この時、体調不良や急用があっても対処できるように、少し余裕のある計画を立てるのがポイントです。

部活や習い事のスケジュールも踏まえて、どれくらいの時間を取れるか判断しましょう。

 

 

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