222(コラム)

本棚で眠っていませんか? 過去問題集、志望校合格を引き寄せる使い分け術

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受験生の必須アイテム、過去問題集志望校が決まった受験生が必ずといっていいほど手にする『過去問題集』。大きな書店に行って、ズラリと並ぶ問題集を見たことがある人、そして実際に買って持っている人も多いでしょう。この過去問題集、文字通り受験生の必須アイテム。ですが、ただ持っているだけでは宝の持ち腐れです。せっかく購入した過去問題集。志望校合格のため、最大限に活用してみませんか?今回はそのヒントを提供します。  過去問題集、タイプ別に使いこなす!過去問題集にはいろいろなタイプがあります。ここでは、過去問題集のタイプ別に活用法を探っていきます。  1.特定の学校・学部の問題だけを収録したもの大学入試の『赤本』のように、タイトルに学校の名前が書いてある問題集です。志望校の問題を何年分もさかのぼって解くことができますので、志望校の出題傾向や問題のレベルなどをつかむことができます。志望校が決まったら、すぐ過去問を用意し、まず解いてみてください。(あとで再度解けるように、書き込みせずに使うのがベターです)学習があまり進んでいない場合、解けない問題も当然出てくるはずです。しかし、それこそが志望校合格への第一歩。解けなかった問題はあなたの弱点であり、合格までに強化すべきポイントです。そこからの勉強では、常にその『弱点』を意識し克服していきましょう。そして、入試が近づいてきたら再度過去問題集に戻ります。収録されている問題を何度も繰り返しやり込みましょう。その際、もちろん時間を計り、実際の入試の制限時間以内で解くようにします。学力がついていれば、以前よりは解けるようになっているはずですが、それでも解けない問題もあるでしょう。また、時間内に解けないこともあるでしょう。それら全ての反省材料をチェックした上で復習し、時間内に全問解けるようにしていきます。これができるようになれば、志望校の入試レベルの実力がついたことになり、自信にもなるはずです。  2.多数の学校の入試問題をまとめて収録したもの旺文社の『入試問題正解』シリーズなどがあります。多彩な問題が収録されている上、『最新流行』の問題傾向がつかめるのが特徴です。学校ごとの問題レベルの違いを知らずにいきなり難しい問題を解いてしまうことが多いので使い方には注意が必要ですが、易→難の順に解いていくことができれば、特に難関校を目指す人には強い味方になってくれるはずです。入試の半年~数ヶ月前、実力を伸ばす時期に集中的に解くと効果的です。  3.分野別に編集されたもの最近数年間に出題された各校の問題を分野別に選んであるものです。まだ全範囲を習い終わってない時期でも使えるので、早い時期から取り組むのに向いています。「入試問題ってこんな感じか」というイメージをつかみながら、「ここは学校で習ったけど、この問題は初めて見た」というふうに学校の授業レベルと入試レベルの差を確認し、その間を埋めることを目標にしていくとよいでしょう。  使い分けが大事!このように、過去問題集はタイプごとに長所が違います。最も重要なのは志望校の過去問題集ですが、入試までに時間があるなら他のタイプの問題集にも取り組むべきです。入試レベルの問題を数多く解いた経験は必ずあなたの実力を伸ばしてくれるので、難しそうといって敬遠せず、ぜひやってみてください!

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