222(コラム)

大学の受験料はどれくらい? 出費を抑える方法を解説

大学受験には「受験料」が必要

大学受験では、受験をするために「受験料」を支払う必要があります。入学金や授業料の金額が大きいため見過ごしがちですが、志望校以外にも複数の大学を併願するとなると、ある程度の金額がかかるものです。

受験する大学の数を極力減らさずに出費を抑えるには、どうすれば良いのでしょうか。

 

具体的にどれくらいの受験料が必要になる?

大学の受験料は、国公立か私立か、何学部を受験するのか、どのような方法で受験するのかによって大きく変わります。

 

国公立大学や多くの私立大学が採用している「大学入学共通テスト(旧センター試験)」は、2教科以下の受験で1万2,000円、3教科以上の受験で1万8,000円の受験料がかかります。

国公立大学の場合は、2次試験の受験料として1校あたり1万7,000円の受験料も必要です。複数の国公立大学を受験するのであれば、それぞれの大学に受験料を支払います。

 

私立大学の一般選抜試験の受験料は、一般的には3万5,000円前後であることが多いです。医学部・歯学部は4~6万円と、受験料が高くなる傾向にあります。

大学入学共通テストの成績を私大入試に利用する時は、共通テストの受験料とは別に、1万5,000~2万円ほどの受験料を大学に支払う点に注意が必要です。

 

また、受験料以外にも、願書代や試験会場までの交通費、宿泊費、入学金がかかります。

ある程度まとまった金額が必要になるため、保護者の方は早めに準備を済ませておきましょう。

 

 

割引制度を使って費用を抑えよう

受験の時は、大学が実施している割引制度を活用するのがおすすめです。大学によっては、複数の学部に併願すると、受験料が安くなる制度を実施しています。

制度の内容は大学によって異なりますが、他大学と併願するよりも受験料が安くなるため、「どうしてもその大学に行きたい」という時は、使用してみてはいかがでしょうか。

 

また、インターネット出願をすると、受験料が安くなる場合もあります。

 

 

入学手続きの期限も確認を

第一志望校の合格発表より、併願校の入学手続きの締切日が早いと、合格発表前に入学金を支払うことになります。

入学の有無に関わらず、一度払った入学金が戻ってくることはありません。だからといって入学金を支払わないと、入学できなくなります。

 

受験校を選ぶ時は、入試の日取りに加えて、入学手続きの締切日と合格発表日も確認しておくことが大切です。

締切日よりも先に合格発表日を迎えるスケジュールを組んでおけば、余計に入学金を払う必要がなくなります。

 

 

効率的に受験できる方法を考えよう

効率的に受験できる方法を考えることもポイントです。遠方の併願校を受けた2日後に地元の本命校を受け、数日後にまた遠方の受験会場に移動するといったスケジュールだと、交通費や宿泊費といった余計な出費がかさみます。

移動が長くなり、体力的につらさを感じることもあるはずです。

 

受験日程や受験会場が近い大学を併願校として選び、移動を極力減らすようにすると、金銭的にも肉体的にも負担がかかりにくくなります。

 

大学によっては、キャンパスに行かなくても受験できる「地方試験」を実施しています。交通費や宿泊費といった出費を抑えられるので、地方在住の方は確認しておくのがおすすめです。

 

 

知り合いを頼るのもおすすめ

受験会場が遠く泊まりがけになる時は、受験会場近くの親戚や友人の家に泊めてもらうのもおすすめです。宿泊費の節約になります。

また、知らないホテルに泊まるよりリラックスしやすい点もメリットです。

 

 

併願校までしっかりと吟味することが大切

大学受験の受験料を抑える一番の方法は、併願校を減らすことです。

とはいえ、やみくもに受験校を減らすのは避けましょう。第一志望校の前に併願校を受験することで、試験の雰囲気に慣れる、合格することで気持ちに余裕ができるといったメリットを得られます。

 

また、受験校を減らした結果、どこにも合格できなかったということもあるでしょう。

興味のあることを勉強できる学校か、日程に余裕はあるかといった点を考えながら、併願する大学を決めることが大切です。

 

大学受験では、多くのお金が必要になります。どれくらいの金額がかかるのかを把握したうえで、大学受験に向けた準備を行いましょう。

 

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