222(コラム)

小学生の子どもに親が勉強を教える際に注意したいポイント

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親が子どもに勉強を教えるべき?

「親が子どもに勉強を教えるべきか」は、小学生の子どもを持つ親御さんにとって、大きな悩みではないでしょうか。親が勉強を教えれば、塾代を抑えることができます。

子どもの様子を把握したり、コミュニケーションを取る機会が増えたりするのもメリットと言えるでしょう。

 

ただし、子どもの年齢が上がると、教えるのが大変に感じることがある、親子喧嘩の原因になるなど、デメリットがないわけではありません。

親が子どもに勉強を教える際は、どのような点に注意すれば良いのでしょうか。

 

全て説明するのは避ける

親が問題の答えや解き方を全て説明すると、子どもは自分で考えることを辞めてしまいます。丁寧に説明し過ぎると、自分で物事を考える力を身につけることができません。

 

子どもに勉強を教える際は、ひらめきや達成感を覚えてもらうことが大切です。

最初は子ども自身に問題に取り組ませましょう。子どもが答えを出せなくて質問して来た場合も、答えを教えるのは避けてください。

「計算をミスしてない?」「さっき解いた問題に似てるんじゃない?」など、間接的なヒントを与え、それでも詰まっているようなら、追加でヒントを与えます。

 

段階的にヒントを与えるだけで、子ども自身に気付かせることが大切です。

 

 

一緒に学ぶ意識を持つ

子どもにだけ勉強をさせるのではなく、親も一緒に学ぶ意識を持つこともポイントです。子どものわからない問題があったら、親も一緒に考えたり、調べたりしてあげてください。

子どもから見える場所で、親自身が勉強をしている姿を見せるのも効果的です。

 

また、日常生活の中に勉強の要素を取り入れるのも良いでしょう。例えば、毎日の天気の移り変わりを見たり、公園で花や昆虫に触れあったりすれば、立派な理科の勉強になります。

生活の中で楽しみながら子どもの知識を増やしていけば、好奇心を引き出すことにもつながります。

 

 

子どもを否定するのは逆効果

勉強をしている中で、子どもが答えを間違えることもたくさんあるでしょう。その時に、子どもを否定するような発言をするのは厳禁です。答えを間違えること自体は、決して悪いことではありません。

 

自分の答えを否定されることで、勉強のモチベーションを落としてしまいます。親子喧嘩に発展する可能性もあるでしょう。

「子どもが問題を解けないのは当たり前」と考え、子どもが答えを間違えた際は、なぜそう考えたのかを聞いてあげることが大切です。

 

また、問題が解けた際は、「良くできたね」「すごいね」など、言葉にして褒めてあげることも心がけましょう。

 

 

保護者が知っておきたい教え方のポイント

子どもに勉強を教えようと思っている保護者の方は、最初に子どもの使っている教科書をよく読んでみてください。自分が子どもだった頃と、教科書の内容が変わっている可能性があります。

 

例えば、鎌倉幕府の成立は以前まで1192年で習っていましたが、現在は1185年とされています。昔の知識を持ち出しても、子どもが混乱してしまう場合があるため注意が必要です。

 

また、学年に応じて勉強への関わり方を変えることも有効です。小学校低学年と高学年では、勉強の難易度が大きく異なります。高学年になると、子どもがわからない単元を教えるのが難しくなるかもしれません。

無理に家庭で教えようと思うのではなく、「学校の先生に聞いてごらん」などと促すことをおすすめします。

 

 

子どもを「見守る」意識を持つことが大切

親が子どもに勉強を教える際に重要なのは、子どもが自分自身で答えに辿り着けるようにサポートすることです。干渉し過ぎると、子どもの考える力を奪ってしまうことにつながりかねません。

 

子どもが答えを間違えても、感情的にならずにサポートしてあげましょう。子どもに「親と一緒に勉強するのが楽しい」と感じてもらえれば、家庭学習の習慣化につながるはずです。

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