222(コラム)

参考書は何周やれば良い? 参考書を使った勉強法のコツ

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参考書の目的は「内容を理解すること」

学校で配られたり、自分で買ったりした参考書や問題集で勉強している人は多いでしょう。しかし、参考書を1周読んだだけでは、なかなか理解できないはずです。

「参考書は何周すれば良いのか」と悩んでいる方は、まずは参考書を使う目的を考え直してみましょう。

 

参考書を使う一番の目的は「参考書に書かれている内容を理解すること」です。

たくさん勉強すること自体は大切ですが、繰り返し練習問題を解いたり、解説を読んだりすることがゴールではありません。内容を理解できているか、解き方を覚えたかどうかを重視する必要があります。

例えば、1周で内容が把握できていれば、その参考書を何周もする必要はないということです。

 

 

3周を目安に取り組むのがおすすめ

内容を理解するまで何度も繰り返すのが理想ですが、受験までの時間は限られています。同じ参考書を何周もして100%の状態に仕上げるのは、あまり現実的ではありません。

 

おすすめなのが、参考書を最低3周する勉強法です。1~2周では覚えきれていない部分が多いかもしれませんが、3周以上繰り返せば内容の多くを理解できるはずです。

 

ただし、教科によっては3周でも理解が浅い状態かもしれません。苦手教科で、理解に時間がかかる場合は、繰り返す回数を増やすことをおすすめします。

 

 

効率的な参考書の使い方

参考書は繰り返し使って内容を覚えていくものですが、最初から完璧に内容を理解するつもりで取り組むことが大切です。

 

1周目は、わからない部分があっても問題ないので、最後まで内容に目を通します。練習問題がある場合は、他の参考書や教科書は見ないで解いてみてください。

この時、理解しきれなかった部分や、解けなかった問題にはチェックをつけておくのがポイントです。

 

2周目は、1周目で理解しきれなかった部分、解けなかった練習問題を重点的に学習します。既に目を通しているので、理解しやすくなっているはずです。

2周目でも理解しきれていないと思う部分や、間違えてしまった問題には、再度チェックをつけておきます。

 

3周目は、もう一度全ての内容に目を通し、問題も解いてみます。3周目で正解できた部分は、理解できている可能性が高いです。

反対に、間違えてしまった部分は、まだ理解度が浅い可能性があります。復習を繰り返して、知識として定着させていきましょう。

 

 

ルールを決めておくこともポイント

効率的に参考書を活用するには、どこまで内容を仕上げるのか、何日おきに参考書に取り組むのかなど、ルールを決めておくこともポイントです。

 

簡単な参考書なら問題ありませんが、難しい参考書を完璧に理解するのは困難です。志望校のレベルによっては、内容を完璧に理解する必要はないかもしれません。志望校のレベルや、出題傾向を踏まえて、どれくらい仕上げれば良いのか決めておきましょう。

基礎レベルの参考書の場合は、内容を8~9割程度覚えている状態をゴールにするのがおすすめです。

 

また、毎日同じ参考書を読み込んでいると、練習問題の答えを覚えてしまうこともあるはずです。

1周目と2周目は連日行い、3周目は1週間ほど時間を置くなど、少し間を空けて復習するのも効果的です。

 

 

1つの参考書を繰り返すことが大切

書店に行くとたくさんの参考書が売られています。友人が持っている参考書の方が、自分のものより良く見えることもあるでしょう。

 

どのような参考書であっても、書いてある内容や練習問題の解法はほぼ同じです。例えば、理科や英語の参考書の場合、細かな数字や単語は違うかもしれませんが、求められる知識は変わりません。

何冊も参考書を買うよりも、1つの参考書を完璧に仕上げた方が、効率的に勉強できます。

 

参考書を買い足すのは、内容を完璧に理解して物足りなくなったり、志望校に合わせた参考書が必要になったりした場合に留めるのがポイントです。

基本的には、1つの参考書を活用するだけで、基礎はしっかりと理解できます。

 

内容を理解するまで読み込んで、参考書を仕上げていきましょう。

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