222(コラム)

受験や定期テストに使える「学習計画」の立て方

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結果を出せる人はやっている「学習計画」

志望校に合格した人や、成績アップを達成した人は「学習計画」を上手に活用しているものです。

しかし、学習計画の重要性は知っているものの、具体的な計画の立て方がわからない、計画を立てても長続きしないという方も少なくないはず。学習計画は、どのように作成すれば良いのでしょうか。

 

「学習計画」はなぜ必要か?

そもそも計画はなぜ必要なのか考えてみましょう。

計画とは、達成したいことや叶えたい目標に到達するために、必要な手段や段階を組み立てるものです。

例えば「志望校に合格したい」「偏差値を10上げたい」「定期テストの平均点を20点上げたい」などの具体的な目標を掲げ、それを達成するために必要なタスク(作業・課題)を洗い出し、スケジュールに落とし込むのが「計画」です。

 

計画を立てていないと、ゴールとなる目標があいまいになり、日々を無駄に過ごしてしまいかねません。現時点で実力が目標に近づいているのか、あるいは実力がどの程度足りていないかの把握も困難です。

スケジュールに遅れが生じていても気がつかず、直前になって「もう時間が無い!」となってしまう恐れもあります。

 

どんな仕事や勉強にも「期限」があります。限られた時間を無駄にせず、期間内に物事を終わらせるためには、計画を立てることが重要です。

学習計画など作ったことがないという方も、これを機に作ってみることをおすすめします。

 

 

基本的な計画の立て方

学習計画に限らず、計画は「大きいものから小さいもの」という順番で立てていくのが基本的な方法です。

ゴールとなる目標が1年後の入試であれば、最初に「年間スケジュール」を作り、「月間スケジュール」→「週間スケジュール」→「1日のスケジュール」というように細分化していきます。

 

年間スケジュールは大雑把で構いません。教科ごとに、だいたい何月頃までにどのレベルまで到達したいかを決めていきます。目標から逆算し、「この時期にここまで到達しておけば目標を達成できるだろう」と考えながら作るのがコツです。

 

月間スケジュールはもう少し具体的に、月ごとにやるべきタスクと達成目標を立てていきます。年間スケジュールに沿って、「1月はこの問題集を終わらせる」など、どの程度の勉強量をこなせば良いかを視野に入れつつ計画を立てていきましょう。

 

週間スケジュールはさらに具体的な内容になります。月間スケジュールで決めたタスクを終わらせるためには、一週間でどれくらい勉強しなければならないかを逆算し、「一週間でこの問題集を30ページ進める」など、具体的な勉強プランに落とし込んでいきましょう。

 

1日のスケジュールは、週間スケジュールをこなすために必要な勉強量を1日ごとに割り振ります。学校の時間割や部活動、塾なども考慮し、曜日ごとに1日のタイムスケジュールを作ってみてください。

毎日の学習時間を決めておくと勉強が習慣化され、やる気も継続しやすいです。

 

 

無理な計画は立てない

学習計画を立てているときはやる気が高まっているため、実現困難な計画を立ててしまいがちです。計画が思い通りに進まず自己嫌悪に陥ったり、計画倒れにつながったりすることが多々あります。

 

実現可能で現実的な学習計画を立てるには、休息日や休息時間、趣味や娯楽に当てる時間なども盛り込み、計画に余裕を持たせておくことが大切です。また、計画を立てたあとに「ちょっと無理があるな」と思ったら、計画を練り直す柔軟さも必要になります。

計画通りにいかなくても、後れを取り返せるように余裕を持たせておけば、計画倒れを起こす心配もありません。

 

 

まずは定期テストの学習計画から

年間スケジュールから月間スケジュール、週間スケジュール、1日のスケジュールという形で学習計画を立てるのは、今まで計画を立てたことのない人にはハードルが高いかもしれません。

 

手始めに、直近の定期テストに向けた2週間程度のスケジュールを立ててみてください。

2週間でやるべきことや課題を洗い出し、それをテスト当日までに終わらせるには1日にどれくらい勉強する必要があるかを考えます。

 

定期テストの学習計画の作成に慣れてくると、もっと長期間に渡る計画や、志望校合格といった大きな目標に向けた学習計画が立てられるようになるでしょう。

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