222(コラム)

難関の獣医学部。受験の注意点とは?

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難関の獣医学部。受験の注意点とは?

獣医になるために専門的な知識を学ぶ獣医学部は、医学部に次いで受験の難関であるということをご存じでしょうか?

 

ここでは、獣医学部の受験を望む人たちに知っておいてほしい現状や、基本的な対策についてお伝えします。適切に受験勉強のスタートをきるためにも、まずは現実を把握してください。

 

枠が少なく、競争率が高くなる獣医学部

国公立大学の獣医学部に合格するためには、受験生は最低でもセンター試験で8割は点を取らなければいけないと考えられています。平均点は6割前後であることを考えると、これは非常に厳しい数字であるといえるでしょう。

 

もっと具体的にいうと、センター試験の8割というのは、京都大学の工学部の合格者のレベルとほぼ同じです。つまり、難関大学と同等の学力が求められるということでもあるのです。

 

どうして獣医学部に合格するためには、これほどまでに高い学力が求められているのでしょうか。

 

その理由の1つには、倍率の高さがあげられます。

 

国公立大学の獣医学部の定員は370名で、私立大学の定員を足しても930名にしかなりません。この定員に対して獣医学部はとても人気があり、単純倍率では24倍という、高い競争率となっているのです。

 

こうした特徴は、合格者の割合にもあらわれています。現役生と浪人生の合格者の割合は、現役生が34%、浪人生が約60%となっています。

 

しかも、現役で合格する人の中には推薦(指定校、AO入試など)で合格する人も含まれているため、現役生が一般入試で合格する確率は非常に低くなっているのです。

 

このようなデータからも、獣医学部が狭き門であることがうかがえます。

 

獣医学部を受験する上での注意点とは

このように、獣医学部の受験は非常に厳しい勝負になるといっても過言ではありません。そのため、他の学部以上に事前の対策が重要となってくるのです。

 

特に基本的な事柄としてまず大切にしてほしいのは、志望校の決定を早めに行うことです。

 

というのも、獣医学部は国公立だけでも数Ⅲが必要な大学とそうではない大学、理科が2科目必要な大学と1科目だけ必要な大学といった形で科目がわかれており、志望校によって受験対策の内容も異なってくるのです。

 

勉強の内容としては、英語と数学、理科の3つの科目に力をいれることが大切です。特に国立の獣医学部の場合はこの3科目が配点の多くを占めており、これらを得意科目にすることが合格の条件であるといっても過言ではありません。

 

人気の高さから競争が激しくなっている獣医学部の受験では、早い段階からの対策が特に重要です。獣医学部を意識している人は、すぐに準備を始め、綿密な受験対策を行うことを心がけてください。

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