222(コラム)

働きながら勉強ができる通信制大学とは?

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働きながら勉強ができる通信制大学とは?

就職を選択した場合には、大学進学をあきらめなければいけないと思っている人も少なくありません。

しかし実際には、「通信制大学」という進路を選ぶことで、働いていても大学の学位を取得したり、学びたい分野の知識を習得したりすることが可能です。

 

ここでは、そんな通信制大学のメリットや、入学する時に必要な手続きなど、基本的な情報をお伝えします。通信制大学に興味がある人は、ぜひとも参考にしてください。

 

学べる人のすそ野を広げた通信制大学

通信制大学とは、送られてきた教科書を使った自習を基本に、自宅で学習してカリキュラムをこなしていく方式の大学を指します。ずっと自宅学習ばかりというわけではなく、年に数回はキャンパスや指定の会場に行って授業を受ける「スクーリング」が設けられています。

 

文部科学省に認められたれっきとした大学なので、卒業すれば「学士号」の学位が授与されます。

 

日本の通信制大学は、1946年に学校教育法によって制度化されました。それ以来、就職などの理由からキャンパスへ通えない人たちのニーズにこたえ、多くの人に学びの機会を提供してきました。

 

近年ではインターネットが普及したことによって、自宅でも双方向での授業のやり取りが効率的に行えるようになっています。

 

通信制大学のメリットは、時間の融通がきくだけではありません。

 

社会人をおもな対象にすえている通信制大学では「特定の分野を追求したい」というニーズにこたえるために、専門性の高いカリキュラムに重点がおかれているのです。

 

また、通信制大学は基本的に学校に通う必要がないため、キャンパスに通う「通学制」の大学よりも学費が安くなっています。

 

このように、通信制大学には通学制の大学にはないメリットがあります。現在では通信制大学に通う人の数はおよそ24万人にものぼっており、勉強をするための選択肢としても認知が進んでいます。

 

通信制大学に入学する際の注意点とは?

通信制大学の選考は書類審査のみで行われるので、通学制の大学のように入念に受験勉強をする必要はありません。一部の大学では志望理由書の提出が必要で、学校によっては小論文を行うケースもあります。

 

一般的に入学時期は、4月と10月の2回に分かれています。余裕を持って出願ができるように、2ヶ月くらい前から準備を始めるようにしましょう。

 

最初の1ヶ月は情報収集をして学校を選び、後半の1ヶ月は願書を取り寄せるなどして、本格的に出願の準備を進めてください。

 

必要な書類については学校ごとに指定がありますが、多くの大学では所定の入学志望書と最終学歴の卒業証明書(調査書)、成績証明書、志望理由書、健康診断書、戸籍謄本などが必要となります。

 

通学制の大学とは異なる点も多いものの、通信制の大学だからこそのメリットもあり、働きながら学びたい人にとっては魅力的な選択肢だといえるでしょう。スケジュール的にキャンパスへ通うことは出来ないものの、勉強したいという気持ちを強く持っている方は、通信制大学への入学を積極的に検討してはいかがでしょうか?

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