222(コラム)

「5段階評価の成績で2がついた……」こんなとき、まずどうすれば?

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成績を上げるには、まずどこから?

学校の成績が悪いことで悩んでいる子どもや保護者は、きっとたくさんいるはずです。学校の成績は、入試などの際に子どもの人生を左右することもある重要なデータです。しかし成績は、放置しておいて良くなることはまずありません。では、なんとかして学校の成績を上げたいと思ったとき、まずどこから改善していけばよいのでしょうか。 学校の成績はどうやってつけられる?

学校の成績は、大きく分けて①テストの点数②授業態度③提出物などを元に算出されます。そこで、成績アップを目指すときには、この3項目を順に検討していくことになります。

①テストの点数

成績を最も左右する項目です。5段階評価の場合、テストの点数が高いほうから5・4・3・2・1というように評価されていくのはみなさんもご存知でしょう。当然ですが、中間・期末テストの点数が高ければ高いほど有利です。しかし、点数がだいたい同じぐらいの生徒でも、成績が同じになるとは限りません。そこで問題になってくるのが、②の授業態度や③の提出物です。また、これらはテストの点数を上げるにあたっても密接に関わってきます。

②授業態度

現代の子どもの成績を左右しやすいのがこの項目です。現代の子どもは「授業中は黙って授業に集中していなければいけない」という概念があまり身に付いていません。そのため、授業中にもかかわらず、ちょっとしたことで話し始めたり授業に関係ないことをし始めたりします。しかも、少し注意しただけでは態度を改めようとしません。つまり、一部の生徒が問題行動を繰り返すので、こうした生徒は先生に目をつけられ、成績を下げられやすくなります。

③提出物

定期テストの前などには、ノート・問題集などの提出を求められることがあります。当然、提出を求められたからには提出しなければいけないのですが、中には提出しなくても平気だと思ってしまう子どももいます。あるいは、提出だけはするものの、答えを全て写したり、字が汚かったりと、とてもまじめに取り組んだとはいえない場合もしばしばあります。学校の先生から見れば、こうした生徒は自分の求めた行動をとっていないので、成績を下げられやすくなります。

授業態度・提出物は、特に成績中・下位層で問題に

授業態度や提出物の状況が悪い生徒は、テストの点数が同じぐらいでも、授業態度がまじめで提出物もきちんと出している生徒より成績を下げられやすくなります。つまり、5になるはずの成績が4に、4のはずが3に、3のはずが2になるのです。特に問題なのが成績中・下位層です。5段階評価の成績では3が平均層となるので、通常は3の生徒数が最も多くなります。成績で2がつくということは、その大量にいる3の生徒より成績が低いということなので、入試ではかなりのハンディキャップを背負わされることになります。成績に2以下があると推薦入試が受けられないというケースもあります。

目標を紙に書き、筆箱や部屋に貼ろう

そこで、まずは授業態度を改め、提出物を毎回きちんと出すことから始めてみましょう。ここで重要なのが、決意を形にすることです。「授業中は私語をしない」「提出物は毎回出す」こうした決意は、一度決めても時間がたつと気持ちが薄れやすくなります。そこで、決意を紙に書き、筆箱や部屋など、いつも見る場所に貼るようにしましょう。自分の字で書かれた決意を目にすることで、自分をいましめる効果があります。ぜひ、試してみてください。

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