222(コラム)

三者面談を親子ゲンカの舞台にしないために……子どもの進路の悩みに効くクスリ

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先生の前で親子ゲンカ?中学生や高校生の三者面談では、親子の意見が合わずに険悪な雰囲気になるという光景がみられることがあります。ひどいときには、先生そっちのけで親子ゲンカを始めてしまうことも……。「先生も見ている前で、どうしてケンカに?」と思う人もいるでしょうが、実際には三者面談でもめる親子は少なくありません。一体なぜなのでしょうか。 親子ゲンカの原因とは中高生になると、進路の問題については、子どもが自分の考えをもつようになってきます。この、子どもなりの考えが親と合わず、親子の間で進路に関して共通理解が生まれないのがケンカの原因です。もちろん、「どの学校に行って何になるべきか全くわからない」という子どもも確実にいますが、そうした子どもは進路について親に主張するだけの材料や意欲を持ちあわせていないので、逆にケンカになりにくいようです。 子どもの側に必要なことそれでは、無用なケンカでストレスを増やすことなく、進路について親子の共通理解を深めるためにはどうすればよいのでしょうか。まず、子どもの側に必要なのは、『説明責任を果たすこと』と『努力すること』の2点だと思います。自分の希望する学校に進むためには、当然ながらお金が必要です。進学に必要な資金を子どもが自分ですべて支払うことはまず不可能です。子どもの進学資金を用立ててくれるのは、ほとんどの場合親です。親は基本的に子どもを応援したいと思ってくれているものですが、安くないお金を出すわけですから、親もその使い道である子どもの進路について納得したいと思うのは当然です。だから、子どもは自分の進路についての考えを親にきちんと説明し、そして実現のため努力するべきです。子どもがきちんとした考えのもとでがんばっているのを見れば、親も納得しやすいはずです。 親の側に求められること一方、親の側に求められるのは、『自分の考えを押しつけないこと』『子どもの意志を尊重すること』です。親は子どもより人生経験が豊富なだけに、ついつい自分の経験から子どもに、自分が考える最適の進路を望みがちです。しかし、それが子どもに合っているとは限りません。血がつながっていても、共に暮らしていても、子どもは親とは違う人間です。ケンカになるのは、子どもが自分なりに考え、がんばろうとしているからでもあります。親が子どもに安全・安定を望むのは当然のことですが、まずは子どもの意志を尊重し、できる限り子どもが主体的に目指す目標を応援してみてはいかがでしょうか。 三者面談前に、じっくりと話し合おう三者面談前には、上記のようなことに気を配りながら、親子で十分に話し合っておくことが必要です。当日いきなりケンカになってしまったら、先生も困りますね。そうならないよう、事前にお互いの考えを確認し、一致できるポイントを見つけておきたいものです。

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