222(コラム)

他力本願に陥らないように注意しよう

c-20130923

受験生のなかには「人事を尽くさずに天命を待つ」ような、危険なタイプの人がいます。合格したいなら、神社に行って手を合わせるよりも、毎日勉強する努力を続けることの方がもっと大切です。当たり前のことですが、それができていない人がいます。また、自分の不安な気持ちを抑えるために、お守りを持つ人もいます。そのお守りも、自分でコツコツと努力をする人にこそ効果があります。 ここでは、適度な緊張感で試験に臨める心構えについてお伝えします。  神社に行って手を合わせるのもいいですが、神様に頼り過ぎて自分では何も努力しなくなってしまってはいけません。人間には、元々他力本願になりやすい部分があります。もちろん、人間の力が及ばない自然現象や不運に見舞われることもあり、神様のような大きな存在に力を借りたくなることも多くあります。  でも、努力は無駄だと考えてはいけません。まず試験に合格するには、しっかりと勉強をしていくことが重要です。勉強をする努力をしないで、入試に受かることなどあり得ないからです。なので、「自分でできる限りの努力をしてから他力に祈る」という姿勢を忘れないようにしてください。  「自分は運が強いから」と考えて「勉強しなくても受かるだろう」と考える人もいます。でも、試験は運の良さだけでは合格できません。楽観主義は、一般的に悪いことではありませんが、受験においては危機感を持たなければなりません。楽観的に考え過ぎてまったく勉強しなかったり、おろそかな勉強の仕方になればかえってマイナスです。  受験での成功は、とにかく自分の毎日の態度によって決まります。行きたい学校を目指し、自分で努力して勝ち取るのが合格です。主体性がなく、他人まかせな勉強の仕方をしていると合格を勝ち取れません。受験においてはしっかりと主体性を持ちましょう。自分で動いてその目標に向かって進んでいかなければなりません。  そして成績をアップさせるには、成績が悪い原因を他人のせいにしないことが重要です。  たとえば定期テストの点数が悪い点で返ってきても、自分自身を省みる人と他人のせいだと考える人とでは次第に学力に差が出ます。「私は、頭が悪いから」と決めつける姿勢も、自分で自分に諦めてしまっているので、なにも発展しません。このように、自分の成績が悪いことを他人や他の要素のせいにしていては、そこから成長することはできません。  なぜなら、そういう人には進歩がないからです。友達が遊びに来たから勉強できなかったという人がいます。しかし、本当に勉強をする気があるなら「ごめん、また今度」と断ることもできます。本当に受験に成功したいなら、確固とした自分を持って試験当日まで努力していくしかありません。  自分では努力をせずに「誰かが何とかしてくれるだろう」という他力本願な姿勢は今すぐにやめてください。「予備校に通っているから大丈夫」とか「あの先生の言うとおりにしていれば大丈夫」と思うのも他力本願です。大切な受験で合格したいなら、他人を頼りすぎないようにしましょう。自分が主体性を持って勉強していけば、その先には合格という輝かしいゴールが待っています。とにかく他人の力に頼りすぎないことが、受験においてはもっとも大切です。あくまでも、自分が努力して勉強していく姿勢を保ちながら、試験の時を迎えましょう。

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