222(コラム)

親友をつくることが成績アップにつながるって本当?

c-20130919

テストが添削されて返ってくる日になると、周囲のクラスメイトがどれぐらいの点数を取ったか気になりませんか?特にその気持ちが強くなるのは、自分が悪い点数を取ってしまった時です。その不安を払拭するために、自分と同じぐらいの成績を持つ仲間を探してしまいます。でも、「もっと悪い点数を取った人がいるから大丈夫」と思っていては、成績アップは期待できません。  悪い点数を取ってしまったら「もっと成績を上げたい」と誰もが思います。ここでは、今よりもずっと成績をアップできる秘訣についてお伝えします。  誰しも「悪い点数を取ったのは自分だけではない」と思いたいでしょう。成績が良くなかったグループの中に、一人だけ成績優秀者がいるというのは少ないのではないでしょうか?成績優秀な生徒は、同じように優等生の友人とテストの点数を見せ合ってお互いを意識し合っている場合が多く、共通の目標として、「レベルの高い大学に入りたい」という思いがあります。お互いをライバル視して、刺激し合い、お互いの成績アップに役立てています。  しかし、あまり成績の良くない生徒でグループができていることもあります。そうしたグループでは、点数を見せ合っても成績アップにつながっていないことが多くあります。不安な気持ちを成績アップにつなげるような考え方が苦手だからでしょう。  本当は、成績の良い生徒も、あまり良くない生徒も頭の構造に違いはありません。ただ、同じように将来に対して不安を感じても、それを成績アップへの努力につなげられるかどうか、その考え方が違うだけであると考えられます。今は成績があまり良くない生徒でも、将来もずっと成績が良くないとは決めつけられないのです。  よく試験の当日に、電車の中で「テレビを見ていて全然勉強しなかった!」「私もだよ」という会話が交わされています。本当は夜も眠らずに必死に勉強していても、友達にはそのことを隠しています。必死に勉強をしていたことを知られると恥ずかしいという気持ちがうかがえます。  もちろん、友人に優劣をつけてはいけません。しかし、できれば努力することを望まない人たちよりも、頑張って努力することが好きな人たちと仲良くしましょう。そして、何でも話せるような親友をつくりましょう。親友がいれば、学校でも楽しく過ごすことができます。心の通い合う親友がクラスに一人でもいれば、毎日が楽しいものになってきます。あなた自身もきっと笑顔が増えてくるようになるでしょう。成績の面でも、お互いに刺激し合って良い成績を維持することが可能になってきます。  特に、思春期であれば、親よりも友達を大切にする時期です。友達から様々な情報を得ることも多くなります。親の言うことよりも友達との関係の方が大切になるのもこの時期ではないでしょうか。  また、自分の弱点や欠点、成績がよくないことなども親に隠したい時期です。ところが、秘密というものは、自分ひとりの胸の奥にしまっておくことはできません。だから、誰か秘密を打ち明けられる人が必要になります。そこで、秘密を共有してくれる親友の存在が大切になってきます。この同性の親友は、青年期になって異性との親密な関係、つまり恋愛関係をつくる上でも非常に役立ちます。だから、思春期には同性の親友がいることが大切なのです。

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