222(コラム)

上手に休息を取ろう

c-20130711

受験に成功したければ、あまり禁欲的になり過ぎるのもよくないです。テレビを見ていても、何だか悪いことをしているような気分になったり、常に何かに追われているような気持ちになる人がいます。友達と一緒に話しながら帰宅するのさえ、時間が勿体ないと感じてしまったりします。そして、家に帰れば机についてすぐに勉強を始めようとします。休み時間を作ることさえ悪いことをしているような気がして、ほとんど休みません。こうしたタイプの人は、勉強以外のことをしないことが受験勉強であると感じています。自分に対して勉強以外のことを禁じてしまい、そうすることにより満足しています。他人からは、ずっと机について勉強しているように見えますが、本当はほとんど捗っていないことがよくあります。つまり、学習内容は頭に入っていないことが多いのです。 何故なら、長時間机についていることだけが目的になっているからです。参考書を読んでもまったく先に進まずに、苦しみばかりがいたずらに募ってしまいます。しかし、勉強というものは参考書だけによってするものではありません。たとえば、日本史の勉強でいえば、テレビを見て現在の政治の在り方を知ることも必要です。そして、昔の政治との違いや経済の仕組みを知るのも勉強になるでしょう。 テレビを見ていると社会的な思考もできるようになってきます。それは、歴史の流れを理解しやすくしてくれることもあります。もし参考書以外のものを遮断してしまうと、何も見えなくなってしまう場合があります。それに、人間はそれほど禁欲的ではいられないのが普通です。あまりに禁欲的になってしまうと集中力がどうしてもなくなってきて、勉強が進むのも遅くなります。やはり、きちんと休息を取りながら勉強をしたほうが効率良いでしょう。 或いは、その逆に休息を取り過ぎている人もいます。ストイックになれなくて様々な誘惑に負けてしまうのです。そうしたタイプの人は、勉強ばかりしているのはよくない、などと言って娯楽にたくさん時間を費やします。テレビや漫画を見たり、ゲームをする時間が長くなります。 最初は少しだけのつもりでも、次第にやめられなくなってドラマを二時間最後まで見てしまったりします。それで終わるわけでなく次の番組も見てしまうことがあります。心のなかでは勉強しなければ、と思っていますが、休日の一日中遊び続けてしまうこともあります。 こうした人々は、ゲームをやり始めれば最後までやってしまうタイプです。次の区切りまでやったら終わりにしたい、と思いながらやめられない人であると言えます。こうした人は、受験に対してとてもストレスを感じているので、無意識のうちにそれから逃げているタイプともいえます。勉強が嫌で、勉強する気分にはなれないということでしょう。 もし「明日からは本気で勉強する」と言うことがあっても、いつまでも勉強が始められません。机に向かってもテレビやゲームのしすぎで疲れてしまっています。そのため、ちょっと勉強をしただけでもすぐに眠くなってしまったりします。こうしたタイプの人は勉強だけに集中することが苦手なタイプが多いとも言えます。 人間はストイックであり過ぎても、ストイックでなさ過ぎてもいけないのです。人間には休息がどうしても必要です。受験勉強をしているなら、受験勉強をもっと効率よくするための休息をしないと意味がありません。ゲームなど他のことで疲れ果ててしまわないほうが良いでしょう。 また、休息した後、勉強をしたい気持ちが出てきていることが必要です。  

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