222(コラム)

分からない問題を「そのまま」にしてはいけない!

c-20130627

基本的に、勉強とは分からない問題を分かるようにしていくものです。それなのに、分からない問題を放っておいてしまう人もいます。たとえば、授業を受けていて理解できないところがあったり分からない問題があったら、あなたならどうしますか?  たとえば、関係副詞に納得できないような用法があれば、すぐその場で調べるか先生に聞くのがいいでしょう。 或いは、家に帰ったらすぐに参考書を開いてみる、といった態度が受験生としては当然です。そうしていれば、学校での勉強にちゃんとついていけますから、それほど勉強していなくても困ったことにはなりません。しかし、なかにはそうした習慣のついていない人がいます。もし家に帰ってそのことを思い出しても、何となく億劫に感じて調べようとしないのです。 そうすると、そんなタイプの人は、様々な科目で次第に分からないことが増えていってしまいます。だんだん授業についても分からなくなる可能性があります。少しの努力では追いつけないほど、分からないところが増えてしまうのです。さらに、それを放っておけば、どこが分からないのかさえも把握できないようになって、勉強自体が苦痛になってしまうこともあります。 勉強ができない人は、大体このようにして勉強ができなくなります。また、受験に失敗する人の多くもこのパターンです。そのうち、劣等生になっていることに気づいて驚くことになります。しかし、そうなってしまってはもう手遅れです。 それに、試験を受ける時に見たことのある問題であることに気づく場合もあります。それが、分からないまま放っておいた問題だということもあるでしょう。その場合は、忘れないできちんと後で調べればよかったと強く後悔することになります。受験の時には、一つの試験問題にも重みがあります。たくさんの受験者がボーダーラインに集中するからです。そして、基本をしっかり分かっている人こそが受験に勝つことができます。 そのため、分からないことがあれば、忘れないでしっかりと分かるまで調べましょう。つまり、授業で分からないことがあれば、必ずそれについて調べる姿勢が大切です。そして、必ずその日のうちにそれを理解できるようにしていきましょう。それが、勉強の鉄則です。まず、「自分には絶対にわかるはずだ。絶対に良い成績を取れるはずだ」というプライドを持ちましょう。そうすれば、分からないことが溜まることはありません。 もし分からないことが多くなっているなら、過去にさかのぼりどの時点から分からなくなったのかをチェックしましょう。それが、今の自分よりも下の学年の勉強である可能性もあります。その時に、「そんな勉強をやっている時間はない」とは思わないようにしましょう。 特に、数学や英語などは、勉強をコツコツと積み上げるタイプの科目です。そのため、分からなくなった時点までさかのぼって勉強しなおさなければ先には進みにくいことになります。もしあなたが、高校生だけれど大学入試の英語のレベルにはまったくついていけないと思うなら、中学生が受ける高校入試の模試を受けるのもいいですね。 そういう度胸のある人は、見事に有名大学に入学できることがあります。普通の人は、そこまで下の学年の勉強までさかのぼって学習することは難しいでしょう。しかし、勇気を出してそうした勉強ができる人は、必ず少しづつ分からなかった問題が分かるようになってきます。 だから、そうした勉強法をする心構えだけでも見習うといいですね。

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