222(コラム)

「何故?」という疑問が大切

c-20130624

「何故そうなるのか?」という問題意識を持つことが、勉強では大切となります。たとえば空を見た時に「何故、空は青いのだろう?」と考え、地動説に納得がいかずにどうしてかを調べようとする、そうした気持ちが学問の原点です。勉強を続けていくには素直な気持ちだけでなく、納得いかないことは納得がいくまで突きつめて考えるような姿勢も大事です。  つまり、すべてのことに対して、自分が納得がいくまで調べたり研究していく姿勢が大切なのです。そのほうが、物事をより深く理解できるようになります。社会科のような暗記が必要な科目であれば、丸暗記さえすれば点が取れることもあります。しかし、本当はその歴史的背景に疑問を持つことが大事です。歴史の本を自分からどんどん読んでその疑問を解決しようとする姿勢も重要となります。 歴史のなかには、不思議なことがたくさんあります。何故、勝ち目があるとは思えない太平洋戦争に日本は突入したのか?、何故ドイツ人は異常なヒトラーのような人物を熱狂的に迎えたのか?など、考えてみれば不思議なことが多くあります。そうした「何故?」という疑問があればこそ、歴史に興味が湧いてくるのです。そして、その歴史を理解していってこそ、暗記もラクにできるようになります。「そうか、この時にこんな事があったので、歴史がこう進んでいったのか」と納得していくことができますよね。 もし暗記科目以外なら、尚更そうした姿勢が必要です。つまり、英語であってもその文が何故そうした意味になるのかを疑問に思わないなら、英語の構文はなかなか理解できないでしょう。ただ、和訳を書き抜いてその暗記をするだけにしていると、なかなか全体的な英語力が身につきません。 だから、まず疑問を持って自分でよく考えていくことです。そうした姿勢を持ってこそ、勉強の内容を深く理解していくことが出来ます。すぐに人に聞くのではなく、自分で問題を解いて自分で調べることが学習力を深めます。だから、すぐに人に聞かないほうがいいということです。自分で考えようとせずにすぐに人に聞いていると、理解が遅くなってしまうことがあります。 もちろん、高校や塾で行われるような試験は、学習力の経過を見るものです。それは、大学受験のための準備をするものに他なりません。でも、本当は答えがあっているかどうかよりも、どのぐらい勉強の内容を理解していて、理解していないのはどの程度のことであるかが重要です。答えがたまたま合うこともありますが、それは単純に喜べないことです。 つまり、自分が本当にその内容を理解しているかどうかを把握していくことがとても大切なのです。 まず、どんなことでもすぐに納得せずに「本当に、そうかな?」、「もっと他の考え方があるのじゃないか?」などと考える癖をつけましょう。そうした考えを持つためには、新聞の投書欄を読む習慣をつけるのもいいですね。投書欄は文章が短くて、一般の読者が書いたものだからとても読みやすいというメリットがあります。この投書欄を読めば、いろんな人がいろんな考えを持っていることが納得できます。 若者や主婦、サラリーマン、高齢者など、世の中には様々な人がいて、それぞれ様々な考え方を持っていることがわかってきます。なかには、納得いくような意見ではなくて、びっくりするような意見を持つ人もあります。こうした投書欄を読んでいれば、すぐに納得するよりも批判的な視点でも物事を考えられるようになってきます。 大人の間で今、どんなことが問題になっているのかも分かり、社会的視野も広がるためオススメです。

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