222(コラム)

睡眠不足はあなたのパフォーマンスを低下させる原因

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学生ならば、あなたがベストパフォーマンスを発揮するべきケースが何度かあります。身近なところでは部活、試合、テストなどが該当することでしょう。そして学生にとって、もっともベストパフォーマンスを発揮しなければならないのは、受験以外には考えられません。これは誰もが理解していることだと思います。  しかし、人間はいつもベストパフォーマンスを発揮できるかというとそうではありませんよね。その時の体調に左右されることはよくあります。勉強という分野でのパフォーマンスを考えるなら、やはり脳がどれだけ活発に動いているかが鍵になります。世界では多くの脳実験が行われているのですが、特におもしろい実験があります。  それは単語を記憶してから12時間後に単語を思い出すというテストです。この実験の被験者は2通りに分けられ、ひとつは記憶してからテストまでの間に眠ったグループ、もうひとつは眠らなかったグループです。結果としては、やはり眠ったグループの方が、明らかにテストの点数が高くなったそうです。これはどういった意味を持っているのかというと、覚えたことを睡眠中に脳が記憶しているということです。つまり、勉強と睡眠は切っても切り離せない関係にあります。  1日でも結構な量の新しい知識を覚えなくてはならない時がありますが、それらを完全に覚えるためには「復習をすること」「よく睡眠をとること」が重要になります。つまり、睡眠不足の毎日を送っていると、なかなか記憶できないのです。これでは学習効率が低下するだけなので、いつになっても先に進むことができなくなります。 また、睡眠不足は記憶力だけに影響しているわけではありません。なんと覚醒度や集中力にも悪い影響を与えてしまうため、なに一つプラスになることはありません。いつもは8時間眠っている人が睡眠を2時間削ってしまうと、体重1キログラムあたり0.54グラムのアルコールを飲んだのと同じ眠気が起きると言われています。人間のカラダというものはとても不思議なものです。  つまり、睡眠不足が続いてしまうと、どんどんパフォーマンスは落ちていくことになります。勉強をしようにも集中力が湧いてきませんし、覚醒を迎えることができないので、常に調子が悪い状態になります。さらには脳が活発に働かないので、いつになっても物事を覚えることができません。これでは実力を発揮しようにも、できるわけがありません。  また、睡眠不足になると免疫力が低下することも分かっています。大切な受験日に風邪をひいてしまったら最悪です。何としても風邪だけは避けたいところだと思います。人間が持っている細菌やウィルスに対する抵抗力は、睡眠中に維持・強化されることが分かっています。つまり、睡眠時間が減ってしまうと、カラダがどんどん弱っていくことになります。  そのほかにも細切れにしか眠っていない状態でも、カラダの抵抗力が落ちてしまうことが分かっています。よって風邪にかかりやすく、かつ治りにくいカラダになってしまうのです。そのため、受験生は勉強だけでなく、できるだけ睡眠の質にもこだわったほうが良いでしょう。普段からしっかりと睡眠をとるように習慣づけることが大切になります。  人間にとって睡眠はとても重要なものです。睡眠不足にならないように、毎日セルフプロデュースをするように心がけてください。

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