222(コラム)

覚えておきたい「中1ギャップ」の原因と親ができる対策方法

c-20230324

中1ギャップとは?

小学6年生から中学1年生になると、学校生活が大きく変わります。生活や環境の変化になじめず、授業についていけなくなったり、不登校やいじめが起こったりする現象が「中1ギャップ」です。

 

スムーズに環境に適応できる場合もありますが、親として、子どもにできる限りのことは行ってあげたいものです。

子どもの中1ギャップを防いだり、やわらげたりするために、中1ギャップが起こる原因と親ができる対処法を知っておきましょう。

 

中1ギャップが起こる原因1「学習面での不安」

中1ギャップが起こる原因の1つ目が、学習面での不安です。学習範囲やスピード、定期テストの有無、科目ごとに先生が変わるなど、中学校での学習は小学校と大きく異なります。

 

定期テストの順位が出る学校が多く、高校受験に向けた勉強も必要になるなど、小学校にはなかったプレッシャーを感じることもあるようです。

授業についていけず、1学期の期末テストや、2学期の定期テストから一気に成績が落ちてしまう場合もあります。

 

 

中1ギャップが起こる原因2「学校生活の違い」

中1ギャップが起こる原因の2つ目が、学校生活の違いです。学園祭や文化祭などの学校行事における生徒の影響力が増したり、部活動が本格的に始まったりと、学校生活が大きく変わります。そのような環境の変化に、戸惑いや不安を感じるケースもあるようです。

 

毎日制服を着用して登校する、学校によっては校則が厳しくなるなど、ルールの違いも中1ギャップの原因として考えられます。

 

 

中1ギャップが起こる原因3「新しい人間関係へのストレス」

中1ギャップに悩む原因の3つ目として、友人関係も挙げられます。子どもの性格によっては、中学校に入って友人関係を1から作り直すことに、ストレスを感じてしまうはずです。

グループができたり、クラス内での自分のポジションが気になったりと、小学校の頃とは異なる人間関係に疲れを感じることもあるでしょう。

 

また、小学校よりも上下関係が厳しくなる点も、中1ギャップの原因です。特に、部活動では上級生が「自分を指導する先輩」になります。怖さを感じたり、敬語を使うことがストレスになったりすることも考えられます。

 

 

保護者ができる中1ギャップの対処法

中1ギャップは、子ども自身の問題です。最終的には本人が対処する必要があるものの、保護者の方が何もできないわけではありません。

 

中学生になった子どもは、勉強や部活動、人間関係などで疲れて帰ってくるはずです。まずは、子どもがしっかり休める環境を作ることを心がけましょう。

「両親は自分のことを考えてくれている、話を聞いてくれる」とわかっていれば、子どもが悩みを打ち明けてくるかもしれません。

 

子どもが悩みを話し始めたら、気持ちを受け止めることが大切です。むやみに悩みを聞き出そうとしたり、子どもの意見を否定したりするのは逆効果になるため、避けた方が良いでしょう。

 

また、不安やストレスがたまって体調を崩したり、不登校になったりと、親だけで対処するのは難しいケースも考えられます。必要であれば、専門家に頼むことも重要です。

 

 

事前に対策を取っておくこともポイント

中1ギャップは、家庭で事前に対策することで予防できる可能性があります。

例えば、勉強面に関するギャップは、事前に自学自習の習慣を身につけておけば、対応しやすくなります。

 

生活や人間関係のギャップは、中学校がどんな場所なのか、事前に話しておくのも良いでしょう。準備期間を設ければ、環境の変化に戸惑いにくくなります。

大変なことだけでなく、楽しいことも織り交ぜて伝えることがポイントです。

 

中1ギャップは、誰にでも起こる可能性がある現象です。子どもが悩みを打ち明けやすいように、些細なことでも気軽に話せる家庭環境を作っておくと、対処しやすくなるかもしれません。

お電話でのお問い合わせ:0120-121-864 お電話でのお問い合わせ:0120-121-864
  • 無料体験授業お申し込み
  • 資料請求・お問い合わせ