222(コラム)

信じられない受験生登場!受験中に問題を持ち出し外へ

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とんでもないニュースが入ってきました!1月19~20日にかけて実施された大学センター試験での出来事です。どの受験生も、今まで積み重ねてきた努力の成果を出し切るために必死です。そんな中、信じられないような事件が起こりました。事件が起こったのは、長崎のセンター試験会場で、ひとりの生徒が問題が持ち出して、外に出ていくという前代未聞の事態に・・・。 さらに生徒によって持ち出された問題は、予備校関係者に渡っていたことも発覚しました。何故、こんな事が起こってしまったのかを詳しく解説していきたいと思います。  問題を持ち出した生徒はなんと合格していた・・・1月19日に長崎で行われた大学入試センター試験で、地理・歴史と公民の問題冊子が持ちだされる事件が発生。問題が試験時間中に持ち出されたのは1990年の開始以来初めてであり、入試センターは「インターネット上に流出する事態は起きていない」と発表しています。 しかし問題となったのは、問題を持ちだした受験生は合格していたということです。もちろん、問題冊子を持ち出すことは不正行為に当たるため、不正を行った受験生はそれ以後の試験は受けられなくなり、すべての教科の成績が無効になりました。では、持ち出された問題はどのような使い道があったのでしょうか?  持ち出された問題がたどり着いた先は・・・生徒によって持ち出された問題冊子は、なんと予備校関係者に渡っていたことが明らかになりました。問題を渡したのは受験していた19歳の女性で、大学の門周辺で予備校関係者に問題冊子を渡したことから、計画的なものだったことが分かります。 予備校関係者は、模範解答を作成するため受験生に依頼していたことも発覚しています。しかし、「持ち出してほしいと頼んだが、黙って持ち出せとは言っていない」と予備校関係者はコメントしており、結局のところ受験生は不正の認識がないまま問題を持ちだしてしまったようです。 今回の事件に対して警察は「犯罪の意識や悪意はなかった」として立件しない方針を決めているようですが、予備校関係者についてはしっかり取り締まった方がいいのではないでしょうか。  そもそも何故生徒は問題を持ち出せたのか?生徒が難なく問題を持ち出せたのは、受験生がマスクを着用していただけで体調不良と思い込み、試験管が途中退室を許可したことにあります。原則として、特別な事が無いと途中退出は認められないのですが、体調不良は十分に起こりうることなので退室を認めたと考えられます。 しかし、問題は机の上に置いていく決まりだが、6人いた試験監督はそれを見逃していたことが明らかになりました。しかし、退出した後に問題冊子が残っていない事に気付き、学内を捜索すること約20分。後に、1階の自習室にいた受験生を発見したとのことです。これを考えると、試験監督にも問題があることがよく分かりますね。  今回の事件以外にもたくさんあるトラブル例たとえば、試験終了1分前に解答を止めさせようとしたため、受験生が動揺してしまい、試験終了時間を1分伸ばしたというケースもあります。これも、一歩間違えると大変なトラブルに発展しかねません。 さらに名古屋で行われたセンター試験では、開始予定より10分も早く試験が開始してしまう問題が発生。午前10時40分開始予定だった理科の試験が、10分早く始められたため、正規の終了予定時刻を10分間早く切り上げて調整したようです。 また、2科目同時受験なのに問題冊子が1つしか配布されなかったり、問題訂正の板書を間違えて試験時間が延長されるといったケースも発生しています。このようなミスをなくさないと、さらなる問題が今後発生するかもしれません。

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