模試でE判定……志望校に合格できる?

さまざまな塾や予備校が実施している模試は、志望校に合格する可能性がどれくらいあるかを知るうえで重要な役割を持ちます。

A判定やB判定をもらえれば自信につながる一方で、E判定を受け取ると「受からないのでは」「志望校を見直した方が良いかも」などと不安に感じるはずです。

 

とはいえ、E判定を受けたからといって、すぐに諦める必要はありません。重要なのは、模試の判定を見ることではなく、そこからどう対策をしていくかです。

 

模試の判定が示す意味は?

模試の判定は、過去のデータをもとに、志望校に合格する可能性を示す指標です。模試を主催する予備校によって変わることはありますが、おおむね次のような判定基準になります。

 

A判定:合格率80%以上
B判定:合格率60%~
C判定:合格率50%前後
D判定:合格率30%前後
E判定:合格率20%以下

 

ただし、これは「模試時点での偏差値と過去の合格者データ」をもとにした予測で、判定によって合否が決まるわけではありません。

A判定を取れたからといって勉強を怠れば不合格になることもありますし、E判定でも努力次第では合格の可能性を高められます。

 

 

判定が悪くても諦める必要はない!

模試の判定が悪くても、すぐに諦める必要がない理由はいくつかあります。

 

1つ目が、模試の出題方法です。実際の試験は、大学によって問題形式や出題範囲が大きく異なります。模試の問題形式が志望校と異なっていたり、たまたま自分が苦手な単元が多く出題されたりして成績を落としたのであれば、本番で巻き返せる可能性があるでしょう。

 

2つ目が、模試の受験層の問題です。模試と一口に言ってもさまざまな種類があり、模試ごとに受験者層も異なります。

専門学校進学や就職予定の学生も受験する模試であれば、良い判定が出やすくなります。

反対に、難関大学進学を目指す学生がたくさん受験する模試なら、相対的に判定が悪くなるでしょう。

 

模試を受けた受験者が、本番の入試で同じ大学を受験するとは限らないため、模試の結果は合否に直結するわけではありません。

 

 

E判定から合格を目指すコツ1:基礎を固め直す

模試で結果が出なかった時は、基礎を固め直すことが重要です。焦りから応用問題の練習に取り組みたくなるかもしれませんが、応用問題は基礎をしっかりと理解できていないと解くことができません。

教科書レベルの内容を確実に理解し、標準問題で失点しない状態を作りましょう。

 

 

E判定から合格を目指すコツ2:苦手分野の対策を行う

苦手科目や単元を放置したままでいると、点数の取りこぼしが増えてしまいます。模試の成績表を見返して苦手分野を把握し、集中的に対策することも大切です。

間違えた原因を明確にして勉強に取り組めば、短期間でも成果を出しやすくなります。

 

 

E判定から合格を目指すコツ3:目標から逆算してスケジュールを組む

同じE判定だったとしても、高校1年生の冬にE判定を取るのと、高校3年生の夏にE判定を取るのでは、受験本番までに使える時間が変わります。

 

特に、3年生の夏にE判定を取った場合、本番までに残された期間は半年ほどしかありません。逆転合格を狙う時間は残されていますが、時間を無駄にするほど合格が遠ざかってしまいます。

 

志望校の入試日までに必要な学力を逆算して、学習計画を立てることも重要です。「○月までに英単語を毎日50個復習する」「問題集を○月までに1周終わらせて、次の月に再度復習する」など、具体的な目標を設定しておくと、効率的に勉強を進められます。

 

 

模試の判定は現状を知るための指標

模試の判定は、あくまでも自分の現状を知るための指標で、合否を決めるものではありません。A判定やB判定の大学が不合格になることもあれば、微妙な判定だった大学に合格するケースもあります。

 

模試でE判定だったとしても、基礎固めや弱点克服などを地道に行い続ければ、逆転合格は十分可能です。判定に一喜一憂するのではなく、自分に何が足りないのかを分析して、大学合格を目指しましょう。