やる気が出ない時におすすめの「ポモドーロ勉強法」

「もうすぐテストだから勉強しないと……」と思いつつ集中力が続かない、やる気が起きないという経験をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

勉強の集中力が続かない時におすすめなのが「ポモドーロ勉強法」という、タイマーを使った勉強法です。

 

ポモドーロ勉強法とは?

ポモドーロ勉強法(ポモドーロテクニック)とは、25分勉強したら5分間休憩するというサイクルを繰り返す勉強法のことです。ポモドーロ(Pomodoro)はイタリア語で「トマト」を意味する言葉ですが、これは発案者がトマト型のキッチンタイマーを使っていたことに由来します。

 

25分の勉強と5分間の休憩を1ポモドーロ(1セット)として、4ポモドーロ行ったら15~30分程度の長めの休憩時間を取るのが基本です。

音が出るタイマーと勉強道具を用意すればすぐに実践できる、手軽ながら効果的な勉強法といえるでしょう。

 

 

ポモドーロ勉強法のメリット1:集中力が途切れにくい

基本的に、人は長時間集中力を保ち続けることができません。ポモドーロ勉強法は、25分という比較的短時間の勉強と、5分の小休止を繰り返します。

集中力が途切れにくく、効率的に勉強を進めることができるでしょう。

 

さらに、勉強の開始や終了といったタイミングでタイマーの音が鳴るので、オン・オフを区切りやすい点もメリットです。無意識に教科書を眺めたり、手を動かしたりするだけのダラダラした勉強を防げます。

 

 

ポモドーロ勉強法のメリット2:時間の管理方法が身につく

ポモドーロ勉強法では、25分という限られた時間内で1つの単元を済ませなければいけません。課題に優先順位をつけたり、時間の使い方を意識したりすることで、自己管理能力を鍛える効果も期待できます。

 

自己管理能力は、勉強だけでなく日常生活においても求められる能力です。ポモドーロ勉強法に取り組むことで、さまざまな面に良い影響を与えられます。

 

 

ポモドーロ勉強法のやり方

ポモドーロ勉強法を行う際は、最初に25分間で行う課題を設定することが大切です。「次は何を勉強しよう」などと考えていると、効率的に時間を使うことができません。

勉強を始める前に、取り組む勉強や単元の内容を全てリスト化しておきましょう。

 

リストができたら、25分間の勉強に取り組みます。その間は他のことを気にせず、目の前の勉強に集中することが重要です。

 

25分が過ぎてタイマーの音が聞こえたら、途中でも勉強を中断して、5分間の休憩を取ります。休憩中は、好きなように過ごして構いません。

ストレッチしたり、コーヒーを飲んだり、深呼吸したりと、自分がリフレッシュできることを行いましょう。

 

1ポモドーロを4セット行ったら、15~30分程度の長めの休憩を取ります。長めの休憩を適宜挟むことで、疲れをためずに長時間勉強することが可能です。

 

 

ポモドーロ勉強法のデメリット

ポモドーロ勉強法は、誰にでも効果があるわけではありません。集中力が続く時間は、人によって異なります。25分では時間が足りない、長すぎて集中力が持たないという方もいるはずです。

ポモドーロ勉強法を実践してみて、合わないと感じるようであれば、無理に続ける必要はありません。

 

また、過去問演習のように、25分では終わらせるのが難しい課題も、ポモドーロ勉強法には不向きです。基本的には、英単語を覚えたり、数学の問題集に取り組んだりといった、日常的な学習に適した勉強法といえます。

 

細かく時間を区切るポモドーロ勉強法は、集中力を持続させやすい勉強法のひとつです。時間の使い方を意識する必要があるため、時間を有効活用する練習にもつながります。

学習効率を高めるために、一度試してみてはいかがでしょうか。