小学生の宿題はいつまで見るべき? 正しい保護者の関わり方

子どもの宿題に親はどこまで関われば良い?
「小学生の宿題は、保護者がどこまで関わるべきか?」と悩んでいる方は多いかもしれません。
どれくらいサポートすれば良いのかは、子どもの成長や宿題の内容などによって大きく異なります。低学年のうちからサポートしなくて良いケースもあれば、高学年でもサポートが必要なこともあるでしょう。
とはいえ、仕事や食事の準備、兄弟の送り迎えなどで忙しい保護者の方が、子どもの宿題を毎日見守るのは難しいものです。
小学生の子どもの宿題に、保護者はどのように関わっていけば良いのでしょうか。
宿題はいつまで面倒を見るべき?
小学生の宿題をどこまで見れば良いかは、学年や子どもの成長に応じて変わります。一般的に、初めは基本的な学習習慣を身につけるために積極的にサポートを行い、学年が上がるにつれて子どもに任せる方向にシフトしていくと良いでしょう。
低学年は、まだ宿題の意味を理解できていないことが多く、勉強の習慣づけが必要な時期です。保護者は宿題の内容を一緒に確認し、やり方を教える形でサポートしてあげることをおすすめします。
中学年では、保護者は宿題の内容を全てチェックする必要はありません。わからない部分の質問に答えるなど、サポートの仕方を変えていくのがポイントです。
高学年になったら、保護者が宿題を管理するのではなく、子どもが自分で計画的に進められるよう見守りましょう。
子どもが困っている時だけ、保護者の方が手助けするような形が理想です。
子どもの宿題を見る時の注意点1:感情的に怒らないことが大事
子どもが宿題をなかなかやらないと、つい感情的になってしまうこともあるはずです。
しかし、感情的に怒鳴ってしまうと、子どもは宿題に悪い感情を持つ恐れがあります。勉強が嫌いになり、宿題をさらにやらなくなってしまうかもしれません。
子どもが宿題をしない場合は、まず子どもの意見を聞いてあげることが大切です。親子同士で何がわからないのかなどを話し合い、前向きに取り組めるようサポートしましょう。
宿題を見る時の注意点2:他の子どもと比較しない
「○○君はもう終わったって」「お兄ちゃんはもっとできたのに」など、他の子どもと比較するのは逆効果です。子どもは成長するペースはもちろん、得意・不得意も違います。
他人と比較するのではなく、子ども自身の成長や努力を認めることが大切です。「難しい問題に挑戦したね」など、本人のがんばりに目を向けて声をかけるようにしましょう。
宿題を見る時の注意点3:チェックのしすぎもNG
子どもの宿題を細かくチェックしすぎると、完璧にやらなければならないというプレッシャーを与えてしまうことがあります。間違いを指摘し続けた結果、子どもは「失敗するのはダメなこと」と考え、学ぶ意欲を失ってしまうかもしれません。
宿題の目的は、知識を定着させることです。間違いがあればヒントを出しながら気づかせる程度にとどめ、完璧を求めないように心がけましょう。
小学生の宿題を上手にサポートする方法
宿題をスムーズに進めるには、学習環境を整えてあげることが大切です。子どもが宿題をする時はテレビの音量を小さくする、机の上を片付けるなど、勉強に取り組みやすい場所を用意してあげてください。
さらに、宿題を終えた後には、「よく頑張ったね」と声をかけることもポイントです。大人に褒められたという達成感や成功体験を積み重ねることで、学習に対する前向きな姿勢を育むことができます。
小学生の宿題に対する保護者の関わり方は、学年や子どもの成長段階に応じて変えていくことが大切です。子どもの成長に応じて、適切な距離感で見守ってあげましょう。