小学生の春休みはどう過ごすのが正解?

春休みは、今まで勉強してきたことの復習や、時間がないとできないことにチャレンジできるタイミングです。一方で、夏休みに比べると日数が少なく、すぐに終わってしまう休みでもあります。

春休みを充実させるには、どのように過ごせば良いのでしょうか。

 

事前に計画を立てておこう

学校によって差はあるものの、一般的な小学校の春休みは2週間ほどです。何も考えずにいると、あっという間に終わってしまうことも考えられます。

とはいえ、あれもこれもとやりたいことを詰め込むのも現実的とはいえません。

 

春休みを有意義に過ごすには、事前に計画を立てておくことが大切です。

勉強の目標を決める、短期で習い事にチャレンジする、家族でお出かけするなど、子どもと一緒に春休みに何をしたいのか話し合ってみましょう。

中学年や高学年の子どもの場合は、子どもに計画を考えてもらうのもおすすめです。

 

 

去年の復習を行おう

春休みが終わると、新しい学年に進級します。学年が上がると勉強する内容も難しくなるため、今までに習ったことを覚えていないと、授業を理解できなくなる恐れがあります。

特に、1学期に習った内容は、春休みの時期になると忘れている可能性が高いです。休みの間に、しっかりと前の学年で学習した単元を復習する必要があります。

中学受験を検討している場合は、苦手な単元を集中的に勉強することも重要です。

 

 

宿題が出ている場合は宿題を最優先に

学校によっては、春休みに宿題が出ることもあるでしょう。宿題が出ている場合は、期間内に終わらせられるように計画を立てることも大切です。

 

子どもが低学年の場合は、保護者の方がスケジュールの管理を行うとスムーズです。勉強する時間のルールを作る、声掛けして宿題をするように促すなど、子どもが宿題を進めやすくなる工夫を行いましょう。

 

 

勉強だけでなく遊びも大事

勉強はもちろんですが、普段は行けない場所に行く、春ならではのアクティビティに参加するなど、遊びやイベントを楽しむことも大切です。

お花見やスキー・スノーボードなど、春休みならではのイベントに出かけることで、普段の生活にはない体験を得られます。

 

遠出するのが難しい時は、近くの博物館や水族館に行ったり、自宅で植物を栽培してみたり、親子で一緒に料理を作ってみたりするのも良いかもしれません。

早めに計画を立てて、子どもと一緒に楽しめる遊びを検討することをおすすめします。

 

 

生活習慣は普段と変えないように注意

春休みや夏休みといった長期休暇は、夜遅くまで起きていたり、朝寝坊をしたりして生活習慣が崩れやすいタイミングです。

一度乱れた生活習慣をすぐ元に戻すことはできません。生活習慣が乱れたまま新学期になってしまい、学校生活に支障をきたす可能性もあります。

 

夜更かしや朝寝坊は控えて、普段と変わらないリズムで過ごすことが大切です。春休みの間も、学校に行く日と同じ時間帯に起きることを心がけると、生活リズムが崩れるのを防ぎやすくなります。

 

 

スマホやゲームのルールを決めておこう

スマートフォンやゲームなどにも注意が必要です。たくさんの時間がある長期休暇になると、スマートフォンをずっといじったり、ゲームに没頭したりしやすくなります。

スマートフォンを使う時間や場所などのルールも決めておきましょう。

 

この時、子どもだけにルールを守らせるのは控えることがポイントです。子どもの使用を制限する一方で、保護者の方はスマートフォンを見続けている状態では、子どももルールを守る気持ちがわきません。

親子でルールを決めたうえで、保護者の方も積極的にルールを守る姿勢を見せることをおすすめします。

 

春休みは、1年かけて勉強してきたことを復習したり、普段できないことを経験したりできる貴重な機会です。有意義な時間になるように、早めに計画を立てておきましょう。