帰宅が遅くなり始める中学生

中学生になると、塾や部活、友達との付き合いなどで、小学生の頃に比べて帰宅時間が遅くなります。塾で勉強をしていたとしても、帰宅時間が遅いと安全面で不安を覚えるものです。

場所や時間によっては、子どもが補導されることも考えられます。

 

我が子が塾から帰るのが遅い時は、どうすれば良いのでしょうか。

 

一般的な塾からの帰宅時間は何時頃?

そもそも、塾に通っている子どもは、何時頃に帰宅するものなのでしょうか。

塾によって異なるため、一概にいうことはできませんが、進学塾になると帰宅時間が21~22時を過ぎることも珍しくはありません。

 

ただし、土日や祝日は日中から夕方まで、長期休暇中に行われる季節講習は夕方から夜までなど、日によって授業の開始・終了時間は異なる可能性があります。

 

 

塾からの帰りが遅くなる原因は?

授業は終わっているはずなのに、子どもが塾から帰ってこないと、保護者の方は心配してしまうものです。

とはいえ、子どもは授業が終わってすぐに帰宅するとは限りません。

 

例えば、自習室を開放している塾であれば、授業後の自習で帰宅時間が遅くなることも考えられます。

自習自体は問題ない行為ですが、帰宅時間が極端に遅くなる時は、自宅の環境を整えるなど、塾の自習室を使わずに済む対策を検討してみてください。

 

また、塾では先生が生徒からの質問に答えてくれます。授業が終わってから先生に疑問点を質問していた結果、帰りが遅くなってしまうケースも考えられます。

 

もちろん、授業後に友達とおしゃべりをしていた、塾を出てから遊びに行っていたというパターンもあり得ます。

帰宅時間が遅い日が続いたら、友達の帰宅状況を調べたり、塾に問い合わせたりするのも良いかもしれません。

 

 

塾からの帰りが遅い時にできる対処法

塾が理由とはいえ、子どもの帰りがあまりにも遅いと、保護者の方は不安になってしまうものです。

塾からの帰りが遅い時は、次のような対処法を試してみるのも良いでしょう。

 

 

対処法1:授業の時間を変更する

帰宅が遅くなる原因が授業の開始時間にある時は、早い時間から始まる授業に変更できないか、確認してみるのが有効です。

曜日を変えたり、土日の授業を選択したりすることで、早めの授業時間に変えられる可能性があります。

希望する時間に授業がない時は、転塾を検討しても良いかもしれません。

 

また、授業後の自習が原因で、帰宅時間が遅くなっている可能性もあります。塾が終わったら、すぐ帰宅するように促してみてください。

 

 

対処法2:塾まで迎えに行く

授業後のおしゃべりや寄り道が原因で帰宅時間が遅くなっている場合は、保護者の方が迎えに行くのも有効です。塾が終わる時間に合わせて迎えに行けば、夜道を心配することもありません。

 

ただし、子どもが「親が迎えに来るのは恥ずかしい」と嫌がる可能性もあります。事前に子どもと話し合ってから、迎えに行くようにしましょう。

 

 

対処法3:スマホアプリを使う

子どもにスマートフォンを持たせている時は、GPSアプリを活用するのも良いでしょう。GPSアプリをインストールしておけば、保護者のスマホから子どもの位置を把握できます。

塾や学校など、よく行く場所への到着・出発を知らせる機能を備えているアプリを使うのもおすすめです。

 

仕事などの関係で迎えに行けないものの、居場所を把握したいという時に適しています。

 

 

対処法4:家庭教師やオンライン塾を活用する

塾には通わせたいものの、帰宅時間が遅くなるのは心配という時は、家庭教師やオンライン塾などを活用するのも良いでしょう。家庭教師やオンライン塾なら、自宅で勉強が完結するので、通塾する必要がありません。

結果として、夜間に外出する機会を減らすことができます。

 

中学生の塾からの帰宅時間は、22時を過ぎることもあります。あまりに子どもの帰宅時間が遅い時は、ご紹介した対処法を試してみてはいかがでしょうか。