NG行動を意識して実力を発揮しよう

受験生の方は、志望校合格に向けて長い時間勉強をしてきたはずです。その結果は、当日の試験の点数によって決まります。

自分の実力を本番でしっかりと発揮して合格するには、受験当日に無駄な行動を控えることが大切です。

 

具体的に、当日はどのような行動を避けた方が良いのでしょうか。

 

当日にやってはいけないこと1:普段と違うことをする

テストで好成績を残すには、平常心で臨む必要があります。普段と違うことを、受験当日に行うのは控えましょう。

例えば、普段から起きてすぐにストレッチを行っている人なら、ストレッチを普段通り行った方が、平常心で臨みやすくなります。

 

特に、食事には注意が必要です。ゲン担ぎとして食べ慣れていないものを朝ごはんに食べた結果、体調を崩してテストに集中できなくなることも考えられます。

普段から食べ慣れているものを、普段通りに食べるのがおすすめです。

 

 

当日にやってはいけないこと2:時間に余裕を持たずに行動する

大学入学共通テスト(旧センター試験)をはじめ、入学試験は基本的に寒い時期に行われます。地域によっては、雪が降って公共交通機関が乱れることもあるでしょう。

 

また、試験当日はたくさんの受験生が似た時間に移動するうえに、日時次第では通勤・通学の時間帯とかぶることも考えられます。混雑による遅延や、慣れていない路線で道に迷う、忘れ物を取りに帰らなければいけないなど、移動中にトラブルに遭う恐れも捨てきれません。

 

時間に余裕がないと、「試験に間に合わないかもしれない」などと焦りが生じて、実力を発揮できなくなってしまいます。

不測の事態に備えて、余裕を持ったスケジュールで行動することも大切です。目安としては、試験開始の30分~1時間前には会場に着くようにしておくと、遅刻のリスクを減らせます。

 

 

当日にやってはいけないこと3:解答に時間をかけすぎる

受験で大切なことは100点を取ることではなく、合格点を取ることです。わからない問題に時間を使うのは避け、できる問題から着実に解答していきましょう。

できる問題から解いていくことで、時間が足りなくなったり、焦ってミスしたりするリスクを減らせます。

「3分考えてもわからない問題は一度スキップして、時間が余ったら解き直す」など、自分の中でルールを決めておくのも良いかもしれません。

 

また、どれだけ注意していたとしても、ケアレスミスやマークミスなどは防ぎきれないものです。見直しする時間を考慮して、問題を解いていくことも大切です。

 

 

当日にやってはいけないこと4:休憩時間の答え合わせ

休憩時間に、テストの答え合わせをしたり、一緒に受験している友達と感想を言い合ったりするのは避けてください。

すでに解き終わった科目のことをいくら考えても、点数は変わりません。次の科目の勉強をしたり、トイレに行ったりして、準備を整えることが大切です。

テストの答え合わせは、帰宅してから行うと良いでしょう。

 

ただし、大学入学共通テストの2日目を受ける方は、1日目の終了後に自己採点を行うのも避けてください。点数の悪い科目があった時に、精神的にダメージを受けてしまい、翌日に影響する恐れがあります。

点数が良かった場合も、「この点数なら大丈夫だろう」などと油断してしまうかもしれません。

 

自己採点自体は大切な取り組みですが、本番で大切なのはテストで良い点数を取ることです。2日に渡って受験する方は、次の日の勉強に取り組んだり、しっかりと休んで体調を整えたりすることを第一に考えましょう。

 

受験で自分の実力を発揮できるかどうかは、当日の過ごし方にも左右されます。これまでの成果をしっかりと出し切れるように、万全の準備を整えておくのがおすすめです。