222(コラム)

【中学校の入学準備】やっておくべき勉強と心構えは?

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「中1ギャップ」で苦しまないために

小学校から中学校に進学すると、急激な環境の変化や複雑化する人間関係、学習内容の難易度上昇などが原因で、ストレスを感じたり、悩みを抱えたりするケースが少なくありません。

 

いわゆる「中1ギャップ」と呼ばれるこれらの問題は、不登校やひきこもりなどに発展する可能性を秘めています。中学入学までに、できる限りの対策はしておきたいものです。

 

小学校の復習をしておく

中学校で学習する内容の多くは、小学校で習った内容の延長線上にあります。中学入学までに、小学校の学習内容をしっかり理解しておくことが大切です。

 

算数の計算や公式、漢字の読み書き、英語の基礎に関しては特に重点的に復習し、わからない点を明白にしておきましょう。

 

一度つまずくと、勉強はどんどんわからなくなります。わからない部分を放置した結果、苦手意識が生まれて勉強嫌いになりかねません。

 

 

自習の習慣を身につける

中学に進学すると宿題や課題が増え、必然的に家庭での自習時間も長くなります。

小学校時代は机に向かう習慣がなく、中学に入ってから一気に増える宿題をこなすのに苦労したというのはよくある話です。

 

自習の習慣が身についていないのであれば、時間を決めて机に座り、勉強する癖をつけておくことをおすすめします。

 

 

中学校の予習をする

中学校の授業は難易度が上がり、授業のペースも速くなります。市販のテキストやドリルを使って中学進学前に予習しておくのも、おすすめの対策です。

 

予習の目的は「疑問点を明らかにすること」です。

わからない問題があるのは当然なので、気にせず進めて構いません。わからなかった部分はノートにまとめておき、中学の授業がスタートしたら、その部分を集中的に学習します。

授業を聞いても理解できなければ先生に質問するなど、疑問点を放置しないことが大切です。

 

中学校に入ると、算数が数学に変わります。算数との大きな違いは、「負の値」と「方程式」を扱うようになる点です。

スタートダッシュでつまずかないためにも、負の値と方程式の予習はしておいた方が良いでしょう。

 

また、英語の授業も中学校から本格化します。小学校で習う英語は「話す」と「聞く」が中心でしたが、中学校ではこれに「読む」「書く」が加わり、英語の4技能を学ぶ授業へと変貌します。

英語は特につまずきやすい科目なので、予習の重要度は高いです。

できれば、中学1年生の1学期に学ぶ内容は、進学前に予習しておくことをおすすめします。

 

 

心構えその1「大まかな目標を決めておく」

中学進学前の心構えとして、大まかでも良いので、将来の夢や進学したい高校などを決めておきましょう。

 

目標があるのとないのとでは、中学校生活に対するモチベーションが大きく変わります。

例えば、公立の名門校への進学や私立校の推薦を狙うのであれば、中学1年生から内申点を意識した方が有利です。

 

また、日々の勉強や部活動が将来の夢につながると意識できれば、自ずとやる気が出て、充実した中学生活を送ることにつながるでしょう。

 

 

心構えその2「忙しくなる前にやっておく」

中学校に入ると、授業時間が増えたり放課後に部活動があったりして、家で過ごす時間が短くなります。「中学に入る前にやっておくんだった」と後悔しないよう、やるべきことをやっておきましょう。

 

例えば、歯科や眼科などの受診は、中学校に入る前に済ませておけば良かったという意見が聞かれます。

 

 

心構えその3「通学時間を見据えた生活習慣」

中学校に進学すると、多くの人は通学時間が長くなります。場合によっては、自転車通学や公共交通機関を利用するケースもあるはずです。

 

通学路のシミュレーションと同時に、長くなる通学時間を踏まえて、生活習慣を見直す必要があります。

小学校卒業後の春休み期間中に、中学での起床時間に慣れておくなど、生活リズムを整えることも重要です。

 

 

不安を解消して期待を胸に入学しよう

中学入学を控えた子どもは、新生活に対する期待と不安が入り混じった、複雑な心境で過ごしています。

不安を軽減するには、学習面の準備と心構えを済ませておくのが一番です。少しでも不安要素を潰しておけば、期待を胸に中学生活をスタートできるでしょう。

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