222(コラム)

【ロボット業界】ロボット関係の仕事に就くために知っておくべきこと

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ロボット業界は将来性抜群!

これから目指す職業や仕事を選ぶうえで、重要なポイントなのが「将来性」です。近年のAIやロボット技術の進歩により、今後なくなってしまう職業が話題にのぼることがあります。例えばスーパーのレジ打ちや受付などの職業は、将来ロボットに取って代わられるだろうと予測されています。

 

一昔前はロボットといえばアニメやSF映画の世界のものというイメージでしたが、コンピュータやAIの飛躍的進歩で、ここ数年で一気に現実味を帯びています。実際に、多くの産業でロボットが活用されるようになってきました。

 

しかしながら、ロボット業界を支える研究者や技術者などの人材はまだまだ少ないのが現状です。ロボット技術に明るい人材が、これからとても重宝されることに疑いの余地はないでしょう。

「ロボット」ってそもそも何?

ロボット業界について考える前に、まず「ロボットとは何か?」という点を理解しておく必要があります。ロボットには様々な機能がありますが、大きく「センサー」「知能・制御」「駆動」の3つの機能に分類できます。

 

「センサー」はロボットの「目」や「耳」にあたる部分で、外部からの情報をキャッチする機能です。「知能・制御」はロボットの「脳」にあたり、センサーによって得た情報を処理し、行動を決定する機能になります。

そして「駆動」はロボットの「手」や「脚」にあたる部分で、知能・制御によって決定した行動を実際に行います。

これら3つの機能が組み合わさることにより、はじめてロボットしての役割を果たせるようになるのです。

 

ロボット業界で働きたいと思ったら、センサー、知能・制御、駆動の3つを意識し、どの分野が自分に向いているか考えてみるのも良いでしょう。

 

 

「ロボット業界」にはどんな仕事があるか?

実際にロボットを製作する際は、さまざまな工程を経ることになります。工程ごとに仕事内容も異なるので、具体的にどのような仕事を行うか知っておきましょう。

 

はじめにクライアント(お客様)がどんなロボットを求めているのか、ロボットを使って何を実現したいのかを明らかにする必要があります。

この工程は「仕様・用途の決定」と呼ばれ、ロボットに関する幅広い知識や柔軟な想像力、クライアントの要求を汲み取る高いコミュニケーション能力が求められます。「ロボットクリエイター」や「ロボットデザイナー」と呼ばれる人が担当するのが一般的です。

 

つぎに「センサー」「知能・制御」「駆動」などの機能別に各チームに分かれ、決められた仕様に沿って設計書を書いたりプログラミングを行ったりします。

「設計・開発」と呼ばれる工程で、ロボット工学やプログラムなどの専門知識が求められる仕事です。一般的に「ロボット設計エンジニア」や「ロボット開発エンジニア」などが担当します。

 

そして出来上がったロボットのテスト、操作を担当する「ロボットオペレーター」や、ロボットのメンテナンスや修理を担当する「ロボット整備士」といった職業も存在します。

 

 

どんな勉強が必要か?

ロボット関係の仕事に就くためには、ソフトウェア・ハードウェア両方の幅広い知識が必要です。

具体的には、ソフト面ではAIやコンピュータ・プログラム、ハード面ではCAD(コンピュータを用いた設計手法)や機械工学、電気回路に関する知識などが挙げられます。

 

「ロボット工学」などの学部・学科を持つ大学や専門学校に入学すると、これらの幅広い知識を効率良く学ぶことができます。将来ロボット業界で働きたいという人にとっては最も近道でしょう。

 

 

役に立つ資格や試験は?

ロボット関係に特化した資格や試験は現状ありませんが、技術系の知識を活かすことはできます。一例としては、プログラミング関連の「情報処理技術者試験」や、ロボット設計に活かせる「CAD利用技術者試験」、機械設計全般に関わる「機械設計技術者試験」、ロボットの制御に欠かせない電気・電子系の知識を得られる「電気主任技術者試験」などの資格試験が有用です。

 

将来ロボット業界に進みたいと考えている方は参考にしてみてください。

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