222(コラム)

親は「きょうだいげんか」にどう対処すべきか?

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「おうち時間」が増えると「きょうだいげんか」も増える

新型コロナウイルス感染症の影響で外出の機会が減り、子どもたちが自宅で過ごす時間が増えています。そこで親を悩ませる問題が「きょうだいげんか」です。

 

きょうだい同士で遊ぶ時間が増えると、どうしてもケンカにつながるきっかけも増えます。外で遊べないストレスも、きょうだいげんかが激化する要因となっているようです。

 

大きな声でわめかれたり、泣き叫ばれたりすると、それだけでストレスも溜まってしまうことでしょう。口喧嘩で済んでいるうちはまだいいものの、暴力に発展すると怪我をする危険もあります。

きょうだいげんかが起こったら親としてどのように対処すべきか、悩みを抱えている方も少なくないはずです。

 

 

「きょうだいげんか」は必要悪

きょうだいげんかへの対処方法を考える前に、踏まえておきたいことがあります。

それは、ケンカは決して良いものではありませんが、子ども同士のケンカは人として成長するために必要なことで、きょうだいげんかができるのは、きょうだいがいる子どもの特権だということです。

 

動物の子どもは、じゃれあうことを通じて体の動かし方や狩りの仕方、外敵から逃げる術、そして群れの中でのルールといった社会性を学んでいきます。

 

人間の子ども同士のケンカも同様です。ケンカによって、集団の中で生活するためのルールや、他人との接し方、やってもよいことと悪いことの境界線、そして争いごとを終わらせる術や回避する方法を学ぶことができます。

 

子どもの頃に、きょうだいげんかや友達とのケンカを経験せずに成人したらどうなるのでしょうか?

加減が分からず他人を過剰に攻撃してしまったり、争いごとを終わらせる術が分からず泥沼化したりして、良好な人間関係を築くことは難しいでしょう。

 

もし、きょうだいげんかが勃発したら「またじゃれあいが始まったな」と、余裕を持って見守ることも大事です。

 

 

親がジャッジしない

きょうだいげんかが始まったとき、親が行いがちなのが、どちらが悪いのかをジャッジすることです。きょうだいげんかを親がジャッジすることの悪影響については、多くの専門家が指摘しています。

 

きょうだいげんかが起こるきっかけは、物の取り合いや、どちらかが先に手を出したときが多いです。だからといって、横から見ていた親がケンカに介入したり、どちらが悪いかをジャッジしたりするのは早計です。

 

弟のおもちゃを取った兄は、実は親が見ていないときに弟からしつこくちょっかいを出されていたかも知れません。弟のおもちゃを取った兄にも言い分があるはずで、ちょっかいを出していた弟にも何か事情があった可能性もあります。ケンカは些細なことの積み重ねで起こるので、どちらかが一方的に悪いケースは少ないのです。

 

それを親が一方的に、「あなたが悪い!」と決めつけてしまうと、怒られた兄の心には「ママは分かってくれない」という思いが残り、弟は「ママに言いつければお兄ちゃんをやっつけてくれる」という歪んだ処世術を学んでしまう危険があります。

 

 

なるべく子ども同士で解決させる

全てのきょうだいげんかに親が介入する必要はありません。子どもたちがケンカを収める方法を学ぶ機会と捉え、軽いものであれば放っておきましょう。

大人が介入せずとも、子ども同士で解決していることも多いです。ケンカの数分後にはケロっと仲良くゲームで遊んでいたなどという光景を目にしたことはあるはずです。

 

もしケンカがエスカレートしてしまったら、そこで初めて親が介入し、双方の話を聞いてあげるようにします。このときもジャッジする必要はありません。お互いの言い分を聞き気持ちを受け止めてあげるだけで、子どもたちの感情は収まっていきます。

 

 

ルールを決める

きょうだいげんかが起こったとき、絶対にやってはいけないルールを決めておくことも大切です。

例えば「叩いたり、噛み付いたり、髪を引っ張ったらダメ」というルールや、両親が「もうおしまい!」と言ったらケンカをやめるといったルールを決め、子どもたちに納得させます。

 

一度ルールを決めたら、それを厳守することも大切です。親の機嫌によってルールを変えたり、曖昧にしたりすることのないようにします。

 

きょうだいげんかは親御さんにとっては頭の痛い問題ですが、子どもの成長には欠かせないものだと捉え、うまく付き合っていくことが大切です。

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