222(コラム)

入試日までの1年間どう勉強してきたか、大学生が受験生時代を回顧

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先生や親に相談し、大学パンフや大学HPで情報入手

 

大学入試の試験日までの1年間をどう過ごすかは、合否を分ける大事なポイントになります。それでは現在、大学で学ぶ大学生たちは、受験生時代に入試日までの1年間をどのように過ごしてきたのでしょうか。

全国の大学生協を運営する全国大学生活協同組合連合会は、このほど「自分が受験期のことを思い出して・・・・全国の大学生アンケート」と題する緊急アンケートを行い、1,201人の大学生が回答、その結果を公表しました。受験生の皆さんは、勉強計画の策定の参考にしてください。

 

まず、「大学受験時の主な相談相手」(複数回答可)の質問に対する答えでは、1位「先生」(59%)、2位「両親」(50%)、3位「友達」(18%)、4位「その他」(9%)、5位「先輩」(3%)の順。

やはり「先生」「両親」という答えが目立ちます。これを高いとみるか、低いとみるかは意見が分かれそうですが、受験期の相談相手としては大所高所から話を聞いてくれる人を選んでいる受験生が多いと言えます。意外に「友達」が占める割合が低いのも、そんな理由からでしょうか。

 

また、「大学受験時で主にどこから情報収集していたか」(複数回答可)では、1位「大学のパンフ」(58%)、2位「大学のHP」(46%)、3位「進学情報誌」(28%)、4位「進学情報サイト(PC)」(23%)、5位「友人・知人からの情報」(19%)。同じインターネットからの情報収集でも、「携帯サイト」は7%と少なめです。

受験生は、大学のパンフレットを入手するとともに、インターネットでは「大学のHP」や「進学情報サイト(PC)」などから、パソコンを使ってじっくり情報を得ていることがうかがえます。

 

追い込みの12月~2月は1日10時間以上勉強するのが普通

 

「大学受験の時の平日と休日の1日の学習計画」では興味深い結果が出ています。6月~10月頃の平日の学習時間は、「1-2時間」(30%)、「3-4時間」(40%)、「5-6時間」(18%)、「7-8時間」(6%)、「9-10時間」(3%)。

これに対して追い込みの時期の12月~2月頃の「平日の学習時間」は、「1-2時間」(16%)、「3-4時間」(26%)、「5-6時間」(30%)、「7-8時間」(15%)、「9-10時間」(8%)と、長時間勉強していることが分かります。

 

休日、勉強時間はさらに長くなります。6月~10月頃の「休日の学習時間」は、「1-2時間」(14%)、「3-4時間」(20%)、「5-6時間」(23%)、「7-8時間」(18%)、「9-10時間」(15%)、「11-12時間」(7%)で、約4分の1の受験生が9時間以上勉強しています。

さらに12月~2月頃の「休日の学習時間」は、「1-2時間」(13%)、「3-4時間」(11%)、「5-6時間」(15%)、「7-8時間」(21%)、「9-10時間」(22%)、「11-12時間」(12%)で、約5分の2の受験生が9時間以上勉強しているのです。

 

10~12月はセンター試験の過去問、問題集や赤本を繰り返し解く

 

一方、「4月~翌2月の期間中、実践した学習プラン」(複数回答可)の回答も大いに参考になりそう。

4~6月の場合は、1位「単語・熟語を覚える」(63%)、2位「予習・復習・課題をこなす」(57%)、3位「授業の勉強をしっかり聞く」(38%)、4位「公式を覚える」(32%)、5位「1から2年までの復習」(26%)、6位「文法・長文の問題をたくさん解く」(24%)、同「苦手な単元の克服」(同)で、日頃の学習が中心です。

これが7~9月になると、1位「単語・熟語を覚える」(55%)、2位「予習・復習・課題をこなす」(47%)ですが、3位「文法・長文の問題をたくさん解く」(41%)、4位「問題集をくり返し解く」(35%)、5位「授業の勉強をしっかり聞く」(31%)、6位「苦手な単元の克服」(30%)と実践的な学習が始まります。

 

さらに10~12月では、1位「センター試験の過去問を解く」(53%)、2位「単語・熟語を覚える」(44%)、3位「文法・長文の問題をたくさん解く」(41%)、同「赤本を解く」(同)、5位「問題集をくり返し解く」(40%)、6位「予習・復習・課題をこなす」(38%)となり、センター試験の過去問を中心に、問題集や赤本などを繰り返し解いています。

 

こうした先輩たちの体験も参考にして、受験生の皆さんも入試日までの日々を有効に活用する受験計画を立ててください。

 

参考:全国大学生活協同組合連合会

https://www.univcoop.or.jp/fresh/questionnaire.html

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