222(コラム)

関心が集まるプログラミング教育。小中学生を対象にした全国大会も

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関心が集まるプログラミング教育。小中学生を対象にした全国大会も

2020年度には小学校段階でプログラミング教育の必修化が予定されるなど、プログラミングは教育の分野で重要視されています。こうした状況の中、プログラミング教育について前向きに考える保護者の割合を示すICT教育に関する調査結果が発表されました。また、第3回全国小中学生プログラミング大会が開催されるなど、普及を目指す全国的な取り組みも進んでいます。今回はプログラミング教育に関して、これらを取り上げます。

 

インターネット調査の結果を公開。保護者のプログラミング教育への関心は

地域コミュニティサービス「マチコミ」及び、GPSなどの位置情報によって危険を未然に防ぐ児童見守りサービス「みもり」を運営するドリームエリアは、「マチコミ」利用者から得られた15,740名の有効回答を対象に、ICT教育に関するアンケートを行い、2018年10月23日にその結果を公開しました。

 

小学校のプログラミング教育の必要性についての質問では、43.9%が「必要だと思う」と回答し、44.5%が「わからない・どちらとも言えない」と回答。「就職活動を開始する時代に、プログラミングの知識は優位に働くと思いますか」という質問では、「思う」と回答した人が54.6%、「わからない・どちらとも言えない」と回答した人が38.0%でした。また「プログラミングの知識があることで所得が高くなると思いますか」という質問では「とても優位になる」という回答が11.6%、「多少優位になる」という回答が45.8%を占め、プログラミングの知識が子どもの将来の所得につながると考える保護者の割合が半数以上にのぼりました。「お子様をプログラミングの教室に通わせたいと思いますか?」という質問では「既に通わせている」という回答が2.0%、「通わせたいと思う」が11.3%、「検討している」が11.3%、「通わせたいがよくわからない」が24.9%で、半数に近い保護者がプログラミングの学習に関心を持っていることがわかりました。

 

プログラミングへの興味を深める全国小中学生プログラミング大会

全国小中学生プログラミング大会は、プログラミング教育に注目が集まる中、アイディアを表現、発信する手段としてのプログラミングの普及を目指して行われている活動です。2018年7月1日から9月5日にかけて募集が行われた第3回大会では、日本在住の小学生・中学生に参加資格があり、「こんなせかいあったらいいな」をテーマに、PC、スマートフォン、タブレットで動作するプログラムや、アプリ、ゲーム、ムービーなどのソフトウェア、ロボット、電子工作などのハードウェアを募集しました。「発想力」「表現力」「技術力」を基準に審査した結果、中学3年生が応募した、タイルをクリックして回転させ、人と人が白い線によってつながるゲームがグランプリに選ばれました。

第3回大会からは将来的に国内外のIT業界で活躍する人材の発掘・育成を目指す「U-22プログラミング・コンテスト」と連携し、プログラミングを追究したい子どもたちのエキスパートへの成長を支援します。

 

どちらも子どもにとってのプログラミングの重要性が高まっている現状を示していると言えるでしょう。子どもがプログラミングへの関心を深める取り組みに参加するなどして、本格的に導入されるプログラミング教育に備えましょう。

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