222(コラム)

倫理を選択する人に知っておいて欲しい基礎知識

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倫理を選択する人に知っておいて欲しい基礎知識

社会科の選択科目の1つである倫理ですが、日本史や世界史、地理といった他の選択科目に比べると、倫理を選択する生徒は少ない傾向にあります。

 

その理由の1つとして、倫理は捉えどころのない科目であるという印象があげられます。

 

たしかに倫理は他の科目と比べて、どんな教科なのかをしっかりと理解している人は多いとはいえません。そのため、どういった勉強をすれば高得点につながるのかがイメージしにくいという一面があります。

 

しかし、倫理の特徴をつかんでおけば、効果的な勉強方法を見つけることもできるのです。

 

そのためのヒントになるように、ここでは倫理の特徴と、倫理ならではのメリットについて紹介します。

 

倫理は「生きる」ことを学ぶ科目

歴史を学ぶ日本史と世界史、土地の成り立ちや産業について学ぶ地理に対して、倫理は「生きる」ことについて学ぶ科目であるといえます。

 

「生きる」という言葉が示す範囲はとても広く、宗教や思想、哲学といった壮大なテーマを含んでいます。

 

倫理の問題に正確に解答するためには、さまざまな知識を頭に入れておくのはもちろんのこと、本質的な理解が求められます。つまり、倫理の得点を高めるためには、暗記と理解の2つの要素が必要となるのです。

 

しかし、この特徴は、理解力に自身がある人にとってはメリットにもなり得ます。

 

ある予備校の分析によると「倫理の試験の中で暗記が必要となるのは60%ほどで、残りの約40%はその場で考えて解くことができる問題」となっています。つまり、基本的な部分を暗記していれば、高得点がとれる可能性があるのです。

 

もちろん、倫理の内容を一通り理解しておくことも必要です。それでも勉強をする人の資質次第では、効率的に勉強を進められる可能性が高い科目でもあるのです。

 

センター試験に求められる対策とは

センター試験の倫理の問題は、広範囲にわたります。知識を直接問う問題はもちろんのこと、具体的な事例をもとに回答を導き出す問題、思想の本質を問う問題など、あらゆる分野について問われます。

 

その一方で、ひねった問題がないというのも、倫理のセンター試験の特徴です。そのため、基本的なことをきちんと理解しておけば、高得点をとることができるのです。

 

前の章で紹介した「基本的な部分を覚えておく」というポイントは、こういったセンター試験の問題にもあらわれているといえるでしょう。

 

たしかに倫理は捉えにくい科目ではありますが、その内容をきちんと理解することによって、倫理ならではのメリットもあることにも気がつくでしょう。

 

社会科の科目の選択に迷っている人は、倫理を選択肢の1つとして検討してみてはいかがでしょうか。もしかすると、その判断が受験の成功につながるかもしれません。

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