222(コラム)

高校受験で役に立つ、国語の文章読解問題を効率よく解くテクニックとは?

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高校受験で役に立つ、国語の文章読解問題を効率よく解くテクニックとは?

 

高校受験の科目の中でも、意外と悩みのタネになりがちなのが国語です。

中には暗記によって点を得られる問題もありますが、配分の多くをしめる文章読解問題の場合はそうはいきません。文章を読み込み、さらに設問の意図を読み解くためには、多くの時間を費やさなければいけません。高校受験において国語の文章読解問題を攻略するコツは、いかに効率よく問題を解くかにあると言っても過言ではないでしょう。

 

ここでは国語の問題でも代表的な形式である選択肢や記述問題について、それぞれの解法に役立つテクニックをお伝えしたいと思います。

 

選択肢問題を解くテクニック

それぞれの問題の最初の方に設定されていることが多いのが、選択肢形式の設問です。比較的難易度が低いと思われるかもしれませんが、ここでの解答に時間を多く使ってしまうとその先にひびいてしまい、失敗をまねく恐れもあります。なるべくスムーズに問題を解くことをこころがけましょう。

 

選択肢問題を解く上でもっとも一般的な方法といえば、消去法でしょう。たしかに消去法は有効な手段であり、当たり前とさえ言ってもいいかもしれません。

 

そんな消去法は、注意して選択肢を読むことでさらに解くスピードがあがります。

 

たとえば、まちがっている選択肢の文章は大まかに「文章内容と異なる事実が書いてある」「大げさな表現(「すべて」とか「まったく」といった表現)になっている」「内容が不足している」といった形に分かれています。選択肢の内容をしっかりと読んで、上記のような特徴をもとに消去していけばさらに早く問題を解けるようになるはずです。あり得ないと思う選択肢を消去し、残ったもので判断に迷った場合にも、この方法を試してみるといいでしょう。

 

記述問題を解くテクニック

後半の記述式問題ともなると、文章の内容についてさらに深い理解が必要になってきます。

しかし1つの問題を解くために本文を精読し、一から文章を組み立てようとすると、多くの時間がかかってしまいます。では、どうすれば効率的に記述問題を解くことができるのでしょうか?

 

要領よく問題を解くためには、設定された文字数にこだわりすぎないことも重要です。

 

たとえば記述する文字数が決められている場合でも、いきなりその文字数に近い文章を書こうとするのではなく、「……という気持ち」「……だったから」といった、解答の中心となる短い一文をつくりましょう。それから根拠となる具体的な例を問題文から取りあげ、定められた範囲におさまるようにつなげていくと、解答の文章も効率よく組みあがっていくはずです。

 

ちなみに、問題文から取りあげるべき要素の数は、設定された文字数に応じて違ってきます。たとえば15字以内の問題であれば要素は1つ、30字以内なら2つ、60字以内なら3つが目安とされています。是非とも参考にしてください。

 

また、記述式の問題の中には「問題文中の言葉を使って」と書かれているものも少なくありません。こういった形式の場合、問題文から抜き出せる文章は8割程度であるといわれています。

 

もちろん問題の中には例外も存在するため、ここにあげた方法が絶対に正しいとは言いきれません。国語の文章読解問題を効率よく解くためには、何よりも多くの問題をこなし、あらゆる形式に対応できるスキルを身につけていくことが大切です。ここで紹介したテクニックも活かして多くの問題に取り組み、本番での高得点を目指してください。

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