222(コラム)

試験のプレッシャーに負けず、普段の実力を出すにはどうすればいい?

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試験とは、プレッシャーとの戦いでもある

入試などの重要な試験では、問題を解かなければならないだけでなく、試験場の雰囲気とも戦わなければなりません。入試を受けたことがある人なら、その独特の雰囲気はお分かりいただけるかと思いますが、試験場に着くと感じる重苦しい雰囲気、すなわちプレッシャーは、あなたの体や心を押さえつけ、あたかも普段どおりの力を発揮させまいとしてきます。普段は簡単に解ける問題でも、いざ本番の試験で出題されると難しく感じたり、難なくできていたことができなかったり、いつもの自分ならしないようなミスをしてしまったり……こうしたことが起こりえるのが試験です。 

プレッシャーは、試験にはつきもの

試験を語る上で、プレッシャーの存在は欠かすことができません。プレッシャーは、試験場独特の雰囲気から生まれるものだからです。試験場には、ほとんどの受験生が緊張感を持ってやってきます。それもそのはず、試験の結果しだいで受験生の人生は大きく変わるかもしれないからです。わざわざ受験しに来る以上、試験に落ちるより、受かるほうがいいのは当然です。「落ちてもいいや」と思って入試に来る受験生は、ゼロではないにしてもほとんどいません。むしろ、「落ちたらどうしよう」と思ってしまうのが受験生の常です。

そんな受験生たち、しかも知らない人どうしが同じ試験場に集まります。普段であればすぐおしゃべりするような生徒でも、誰かと会話することはほとんどありません。勢い、試験場はしんと静まり返ります。この静かな雰囲気と、さらに会場の試験官たちが作り出す厳粛な空気とが各受験生が持っている緊張感にプラスされ、受験生にプレッシャーとなって襲いかかるのです。試験場がだらだらした雰囲気にでもなっていない限り、プレッシャーはつきものの存在というわけです。

本当の敵は、自分の中にいる!

そこで、合格をつかむためには、問題を解ける学力だけでなく、プレッシャーに打ち勝つ強さも必要になってきます。本当の敵は、自分の中にいるのです。どんなに勉強し、合格レベル以上の学力を積み上げてきたとしても、それが入試本番で発揮できなければ、合格を勝ち取ることはできません。プレッシャーをはねのけ、普段どおりの実力を発揮できる力も身につけておかなければなりません。

自分を信じるカギは、やはり勉強

とはいえ、自分に勝つのは並大抵のことではありません。「怖くない!」とどんなに言い聞かせても遊園地の絶叫マシンに怖さを感じるのと同じで、試験のプレッシャーも少し念じたぐらいではなかなか消えてくれません。自分に勝つには、自分を強く信じることが必要です。それにはやはり普段の勉強量がモノをいいます。時にはつらい思いをしながらも毎日勉強をし続けてきた人は、本番までに何度も壁を乗り越えてきているはずです。それが自信につながり、本番でプレッシャーに勝てる強さを獲得できるのです。

そして、いざ試験が始まったとき、初めのほうの問題を解いて「よし、できる!」という感触をつかむのも重要です。ここは、過度の不安を消し去り、普段の自分を取り戻す絶好のチャンス。もちろん、序盤の問題を確実に解ける実力を普段から身につけておくことが重要なのは言うまでもありません。普段のつらい受験勉強も、本番ではきっとあなたにとってプラスになります。そう信じて、普段の勉強に一生懸命取り組みつづけましょう。

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