222(コラム)

新たな発見が? 辞書を引いたら『寄り道』してみよう

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辞書引きは、新たな発見のチャンス!勉強していて分からない言葉が出てきたとき、そばに質問できる相手がいなければ、『辞書を引く』というのが最も自然な解決法でしょう。実はこの『辞書を引く』という行動は、単に知りたい単語の意味や使い方を知るだけではなく、あなたの語彙力を伸ばし、新しい知識との出会いを与えてくれる大きなチャンスでもあるのです。 辞書には、役に立つ情報がいっぱい辞書のなかには、何千、何万という単語が収録されています。辞書を引くことで、収録された語の意味や使い方などを知ることができますが、通常の辞書引きでは、調べた語そのものの情報しか調べないものです。確かに、課題に追われていて時間がないときなどは、どうしても目の前の課題をこなすことに精一杯で、知りたい語の意味が分かればすぐに辞書を閉じてしまうことでしょう。しかし、これは辞書の使い方としては非常にもったいない! 辞書には、あなたの学力を育ててくれる、価値ある情報がたくさん収録されているのです。 派生語や関連語など周辺の情報へ『寄り道』してみよう!辞書を十分に使いこなすためにおすすめしたいのは、辞書引きをしたときに『寄り道』をする『辞書引き学習法』です。たいていの辞書では、それぞれの語に字やつづりが似た派生語が収録されているものです。また、調べた語の記事をよく読むと、対義語や、意味が似た関連語なども書かれています。辞書引きをしたときに、これらの記事も一緒に読み込むことで、あなたの語彙力は大きく育っていくのです。たとえば、『よく考える』という意味の動詞“consider”には、派生語が数多くあります。形容詞だけでも、数量や程度がかなり多いことを表す“considerable”、人に対して思いやりや理解があるという意味の“considerate”、熟慮した上でのという意味の“considered”と3つ。これらをひとつひとつ別の単語として覚えていたのでは、覚える手間もかかりますし、非常にもったいない。considerの意味を調べたときに、こうした派生語についても一緒に学ぶと、一度に様々な知識を頭に入れることができ、語彙力を大きく伸ばすことができるのです。 意外な発見が、あなたの語彙力を育てるもう一つおすすめしたいのは、調べた語のそばにある語にも目を通す習慣をつけることです。派生語や関連語でなくてもかまいません。とにかく、調べたい語の意味を調べ終わったら、ほかの単語の記事も『読む』習慣をつけてみましょう。そこには意外な発見があるものです。今までうろ覚えだった語の意味を知ることができたり、あるいは今まで見たこともない語も、意味を知ってみると身近に使える語だったりして、「へぇ~!」と思わされることがしばしばです。このように、『調べる』ためだけではなく、『読む』ために辞書を活用すると、辞書はあなたにとって何倍も価値のある存在になります。ぜひ、試してみてください!

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