222(コラム)

脳のエネルギー源は「ブドウ糖だけ」って知ってた?

c-20130617

勉強がスムーズにいかない、集中することができない・・・。そんなときは脳に栄養が行き届いていないかもしれません。脳はどの臓器よりも多くのエネルギーを消費することで有名です。だからこそ、必要な栄養素はたっぷりと摂ろうと思っている人は少なくないでしょう。しかし、脳のエネルギー源となるのはブドウ糖だけなのです。 ブドウ糖の重要性びっくりされた方がほとんどだと思いますが、実はたんぱく質や脂肪は脳のエネルギーになりません。しかも、脳に蓄積できるブドウ糖はほんのわずかだということが分かっています。このブドウ糖を摂取する際、誰もがごはんやパンを思い浮かべると思いますが、それは大正解です。これらの食品は消化吸収が速く、すぐに脳にエネルギーを供給することができます。そうです、脳にとって一番のごちそうは砂糖なのです。 脳は不思議なもので安静にしていても1日120g、1時間に5gものブドウ糖を消費することが分かっています。この事からも分かるように脳は大食感といえます。とはいっても脳は、少量しかブドウ糖を蓄積することができない、ちょっとわがままちゃんなんですね。しかし、すぐに空腹になってしまうので、常にエネルギーを補給しなければなりません。脳が消費するエネルギーを安定して供給するには、全身の血中ブドウ糖濃度を血液1dl当たり約100mgに保つ必要があると言われています。 糖分が脳へ伝わるしくみちなみに他の臓器ではたんぱく質や脂肪もエネルギーになることはご存知のことだと思います。しかし、脳は血液・脳関門で厳しいチェックを行い、エネルギー栄養素としてはブドウ糖以外のものを運ばないようにしているのです。そのため、ブドウ糖は脳の活動を維持するためには欠かせない、貴重な栄養素であることが分かります。 砂糖は多くの食品に含まれていますが、ごはんやパンなどからも摂取することができます。消化吸収が速く、すぐにエネルギーになるため、脳には最適な成分です。脳にすばやくエネルギーを送るためには、砂糖が含まれた食品を摂取することが重要になります。たとえば、脳が緊急にブドウ糖を欲している際に、もっとも頼りになるのが砂糖です。食べ物として摂取された砂糖は、小腸で消化吸収されると、その後数10秒で血液中に現れます。一刻も早く脳にエネルギーを送るためには、ごはんやパンよりも、砂糖そのものを摂取したほうが吸収が速く、失われたエネルギーをすばやく回復させることができるため、おすすめです。 砂糖は無駄のない栄養素砂糖の重要性は古くから言われていることです。「疲れた時には甘いもの」とよく言いますし、長時間の会議や勉強では甘いものを摂ると集中力が増して、頭がスッキリします。そして、砂糖は無駄のないエネルギー源であることを理解してください。 砂糖はブドウ糖と果糖が結合したもので、とにかく迅速に吸収されます。すぐに体や脳のエネルギーになります。砂糖は年齢に関係なく、99%以上が生体を維持するエネルギー源として利用される無駄のない食品と言えるのです。 とはいえ、注意してもらいたいことがあります。糖分を必要以上に摂取してしまうと、確実に太ってしまいます。甘いものが大好きだから、助かったーなんて思っている人もいるかもしれませんが、ケーキのような甘いものばかりを食べ過ぎないように注意してください。あくまで必要量を摂取することを条件にするといいでしょう。 砂糖はあなたの学習効率、集中力を支えてくれる重要な成分です。正しく摂取して、あなたのポテンシャルを開花させましょう。       

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