222(コラム)

カフェでの勉強にご注意!カルトに狙われる中高生急増中

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カルト宗教団体の勧誘といえば、主に社会人くらいの年齢層を狙うのが主流でしたが、どうやら彼らの手口は大きく変わってきているようです。最近ではその対象年齢が低下し、中高生が巻き込まれる事態になっているのです。ということで、普段よくカフェやレストランなどで勉強をしている中高生は注意が必要かもしれません。  なぜ、カフェで狙われるようになったのか?最近では、カフェで勉強をしている生徒を狙い、大学生の信者が正体を隠して近付くケースが急増しているとのことです。これに対して専門家は「早期発見が重要」と指摘しています。やはり手口は巧妙になっており、子どもの生活スタイルの変化に注視することが親としての責任になってくるのかもしれません。 従来のような手口は、数年に1件程度だったと言います。しかし、最近ではこのような手口における中高生の保護者からの相談が1か月に1件以上のペースで来るようになったことが分かっています。ちなみに全国カルト対策大学ネットワークや日本脱カルト協会などで、カルト被害防止の啓発活動をおこなってきた「恵泉女学園大学の川島堅二学長(宗教学)」は、このような手口に騙されないようにと注意を呼びかけています。 狙われやすいのは、放課後カフェなどで一人で勉強している受験生だそうです。実際にカフェで勉強をしている受験生を狙っているケースが多いようで、正体を隠した大学生の信者が、「大学生」という立場を利用して声をかけてくるのだと言います。これによって、宗教団体の催すスポーツイベントなどに誘い出すのが目的だそうです。 カフェで狙う手口が増える理由どうしてこのような手口が急増しているのでしょうか?その背景には、全国カルト対策大学ネットワークらの活動により、大学側での防止策が強化されたことがあると考えられているようです。現在では啓発授業の設置や学園祭からの締め出しなどで、大学生を対象とした勧誘活動が実施できなくなっているのが事実です。 この対策によって未然に被害を防ぐ効果がありましたが、川島氏は「戦略を変えてきたなと思いました」とコメントしています。確かにカフェで勉強をしているときに、魅力的な異性に声をかけられたら、少しは警戒しつつも、まんまと飲み込まれてしまう可能性は十分にあります。そして、何かモノで釣るような行為をしてきた場合も、被害にあってしまう可能性は高いでしょう。 現在、東京はじめ首都圏を中心に、札幌、大阪、北九州など、全国の都市部でも被害が確認されていることが分かっているので、徐々にカルト宗教団体の手口は広がっていくかもしれません。このような手口においては、これまでにもマスコミなどでよく取り上げられている3団体を含めた、計6団体による被害が多いと言われています。 ちなみに?川島氏は以下のようにコメントしています。「最初の勧誘から3か月以内なら、ほぼ100パーセント離脱させられるが、1年を超えてしまうと、団体の教えが深く浸透して親に本当のことを言わなくなる。専門家に相談へ連れて行こうにも、団体側の指示を仰いで拒否するので手を打つのが難しい。早期発見が重要です」 一度でも勧誘されてついていってしまうと、いわゆる「洗脳」をされてしまう可能性もあるので十分な注意が必要です。もし、カフェで勉強をするような人は、できるだけ友人と行くか、時間帯を考えて行ったほうが良いかもしれません。手口はとても巧妙になっているので、騙されていることに気がつかないこともあります。 カフェから図書館などに変更するなどの対策も必要になってくるかもしれません。  

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