222(コラム)

大阪・桃山学院大に通う99歳の大学生、国際政治史の勉強に励む

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“出典:http://sankei.jp.msn.com/west/west_life/photos/130114/wlf13011418010013-p1.htm  ニュースでも取り上げられましたが、なんと99歳の大学生が日本に存在します。それは大阪府和泉市にある桃山学院大に通う村川信勝(むらかわ のぶかつ)さんです。村川さんは今でも熱意を持って勉強に励んでおり、いつも教室の真ん中の席をキープしているそうです。現在では国際政治史を勉強中で、若い学生に負けない姿勢を見せています。  村川さんはこれまで、日本史や世界史、国際法などを学んできましたが、今になってもなぜこれらの科目を受講するのか?と聞いたところ、実際に体験した戦争がなぜ起こったのかを明白にしたいという思いからだそうです。そして勉強を重ねた結果、やはり戦争は良いものではなく、国際的な対立をするのであれば、外交に力を注ぐことで回避できると感じているようです。  実際に村川さんは、「大阪・梅田の地下街でも、今はみんなきれいな格好して歩いているけど、戦争が終わったときに子供らは真っ黒の顔をして地面にへたり込んでいた。それを見たら、戦争みたいなもんは絶対アカンと思うわな」とコメント。  何よりも国際的な問題に関心を持っているようで、その探究心は尽きることがないようです。また、大学に通っている最大の理由として、「尽きることのない好奇心」ともコメントしています。村川さんの学びたいというエネルギーは大きくなるばかりで、英会話の講座にも挑戦しているようです。その英会話の結果は着実に出ているようで、「最近は、広告も英語で書いてあって、何を書いてるか分からない。勉強したので、今は字引があれば分かるようになった」とコメントしていました。何か分からない物事があったら、すぐにそれを解明するために動くという姿勢は素晴らしいものです。  平成10年に妻を亡くしてから一人暮らしとなっている村川さんですが、料理も自分でするようで、「失敗することもあるけど、まあ戦地のことを思ったら何でもおいしく食べられる」と笑っていました。また、大学の講義がない日には、趣味のカメラを楽しんでいるようです。  驚くべき好奇心も注目されますが、なんといっても村川さんの年齢です。現在は99歳ですが、2013年の12月で100歳になります。しかし、村川さんにとって年齢はまったく関係のないものだそうで、「103でも、105になっても聴講生は続けたい。世の中にはいろんな知らないことがあるもんだ」と言っていました。  真剣に大学の講義に取り組む姿は、本当に純真を持って知りたいと願う、若い学生と変わらないと思います。むしろ、ゆとり教育などの問題によって授業を真面目に取り組まない若者が増えているのは事実です。村川さんの勉強に取り組む姿勢には頭が上がりませんね。そして、「勉強すること」とは何なのかを教えてくれているような気がします。全国の大学には何名かの高齢な大学生が存在しています。私たち若者が負けるわけにはいきませんよね。  ・プロフィール村川信勝(むらかわ・のぶかつ)生年月日:大正2年12月平成19年から、桃山学院大学で社会人聴講生として在籍。同大学の社会人聴講制度では、正課授業の一部で聴講を受け入れているほか、社会人向け科目が開講されており、24年度では約500人が在籍している。”””

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