222(コラム)

通称「赤本・黒本・青本」の特徴をご紹介

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過去問としては有名な「赤本・黒本・青本」。名前は聞いたことがあるけど、それぞれの特徴がイマイチわからないという人は少なくないはず。そこで今回はそれぞれの特徴と教科ごとのおすすめを解説したいと思います。 しかし、3冊すべてを揃えればいいというものではありません。基本的に赤本と黒本においては、内容がほとんど一緒なので、1冊持っていれば問題ないと思います。あなたに合った過去問を探してみてください。  ・赤本教学社が出版している過去問となっています。過去問としてはポピュラーで、わかりやすく解説されているのが特徴です。赤本は多くの解説を必要としない科目に適していると思います。 そのため、細かな解説を求める人にとっては不向きだと思います。赤本は主に英語をはじめ、数学、物理、生物などがおすすめです。社会においても心強い味方になるかもしれません。 ?・黒本河合塾が出版している過去問となっています。赤本がポピュラーなら、黒本は新しい過去問の形と表現できるでしょう。わかりやすい解説が特徴となっており、わかりやすい解説が必要な科目に適していると思います。 どことなく、参考書の要素も交えている過去問になっていると思います。過去問を解いていく上で解説も欲しいという方には最適だと思います。逆に淡白な過去問を求めている方は、赤本を選んだほうがいいと思います。黒本は主に国語をはじめ、化学、社会などにおすすめです。??・青本 駿台が出版している過去問となっています。赤・黒本と比較すると、そこまで注目される過去問ではないと思います。解説は素晴らしいという評価もありますが、過去数年分のみの収録となっているため、万全な受験対策を目指すなら、やや物足りない印象を受けます。   ですので、赤本、もしくは黒本があれば、無理して購入するまでもないでしょう。しかし、青本が自身の勉強法に合っていることも考えられます。赤本や黒本を試してみて、自分に最適ではないと思った場合は青本を手にとってみるのもいいかもしれません。  ご紹介した3冊以外にも、代ゼミが出版している白本、Z会が出版している緑本などが存在します。どれも特徴を持っていますが、結論から言うと、赤本か黒本のどちらかを持っていれば、受験対策は万全にできると言えます。  それだけ赤本と黒本は過去問の定番となっています。しかし、人にはそれぞれ好みがありますので、まずはじっくりと本屋さんで確認されることをおすすめします。過去問はどれも同じと思っている人が多いようですが、それは大きな間違いです。  だからこそ、しっかりと手にとって確認してから購入することが大切だと思います。今ではネットでかんたんに書籍を注文できるようになりましたが、ネットでは中身を細かく確認することができません。(一部確認できるものもあります) ネットでの購入はできるだけ避けて、本屋さんで確かめてから購入するのが一番だと思います。そこであなたのスタイルに合った過去問を購入すればいいので、まずは手にとって確認してみてください。  このページで紹介した過去問のほかにもさまざまなものがあります。あなたにとって、どれが勉強しやすい過去問なのかを厳選してみてください。みんなが赤本・黒本を使っているからと、それを真似する必要は一切ありません。大切なことは、あなたにとって役立つ過去問になるかどうかなのです。  そして、気になったからといって何冊も買う必要はありません。友人などが持っている過去問を見せてもらって判断材料にするのもいいでしょう。また、現在は過去問を購入しなくても、ネットで無料ダウンロードをすることもできる時代です。  あなたにとって、どれがもっとも効率よく学習できるかを参考に選べばいいと思います。

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