222(コラム)

チョコは記憶力をアップさせる効果があるのか?

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甘いもの好きな方にとって、チョコは大好物なお菓子のひとつでしょう。そんなチョコが記憶力をアップさせる効果があるようです。たかがチョコで記憶 力がアップしたら苦労はしないと思っている人は少なくないでしょう。しかし、チョコは本当に記憶力をアップさせる効果が期待できるようです。  アメリカの某大学の研究結果によると、人間はチョコを食べると記憶力がアップすることが判明したようです。特に効果的だったのがミルクチョコレートで、脳の機能を高めるだけでなく、記憶力をアップさせる効果が見られたとのこと。  この研究の目的は、人間が持つ記憶力をはじめ、レスポンス、注意力の持続性、問題解決能力などを計測することで、実験にはミルクチョコレート、ダ-クチョコレート、イナゴマメ、何も食べないと言ったようにそれぞれ条件を設けて実施されました。用意された食べ物のなかで、もっとも効果が見られたのがミルクチョコレート。実際のテストでは、言語、視覚の記憶を示すスコアが予想以上にアップしたようです。  そもそも、メキシコの部族にとってチョコは「薬」として役割を果たしていたようです。それだけでなく、チョコには記憶力に間接的に影響があるとされている、カフェインをはじめ、テオブロミン、フェネチルアミンなどが豊富に含まれています。それではそれぞれの成分の効果を具体的に解説したいと思います。  カフェインカフェインの効果は大きく分けて3種類あると言われています。ひとつは眠気を打破することができる覚醒作用です。市販されている眠気覚まし商品の多くにカ フェインが含まれています。そして二つ目は脳細動脈収縮作用です。これは偏頭痛持ちの方には最適なもので、一時的に痛みを和らげることができます。そし て、最後は利尿作用です。  テオブロミンテオブロミンの効果は大きく分けて3種類あります。ひとつは末梢神経を刺激する効果です。これにより、血行がよくなり、代謝がアップします。二つ目は自律 神経を調整する効果です。体全体がリラックスでき、集中力の向上につながります。そして、最後はダイエットに役立つ効果です。わずかではありますが、食欲 抑制効果があり、前述した2つの効果との相乗効果でダイエットのサポートをしてくれます。  フェネチルアミンフェネチルアミンは、消化を促進する効果を持っています。以上3成分を解説しましたが、これだけではチョコレートが記憶力を本当にアップさせるのかは曖昧なところだと思います。しかし、カフェインは「謎の 成分」として注目されていて、今までに記憶力に関連するさまざまな実験が行われましたが、どれも効果があったと言われています。(前述のアメリカにおける 実験も裏付けになるのではないでしょうか)ドイツの有名な作曲家であるバッハや、フランスの哲学者であるヴォルテールは、コーヒー(カフェイン)をこよなく愛していたと言われています。つまり、チョコレートというよりは、カフェインに謎が隠されているのだと思います。  結果として、チョコを食べることで、記憶力だけでなく、注意力、集中力アップも期待できるということです。頭がよくなるのではなく、脳の働きがよく なるということは立証されています。とはいえ、チョコは高カロリーなので食べすぎはNG。(現時点では低カロリーのチョコも登場しているので、そちらのほ うが望ましいと思います)勉強をする前や、ちょっとしたおやつに食べるのがいいでしょう。逆に高脂肪の食品を食べ過ぎると、記憶力が低下することがわかっています。ですので、適量を厳守するようにしてください。

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